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成果報酬型広告とは?仕組みやメリット・デメリットも解説

さまざまな形態の広告手法が登場してきたなかで「成果報酬型広告」というキーワードを聞いたことがある方は多いでしょう。

言葉をそのまま取ると成果によって報酬を支払う広告ということがわかりますね。「なんとなくどういう広告であるかを知っているが実際にどういった仕組みで、メリットやデメリットはどうなんだろう?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここではそんな成果報酬型広告について仕組みやアフィリエイト広告との違い、メリットやデメリットについて徹底解説!さらに実施するにあたり、気をつけるべきポイントも合わせてご紹介いたします。

──1.成果報酬型広告とは?

成果報酬型広告とは、言葉の意味そのままの通り成果に応じて報酬を支払う広告のことです。

広告代理店に依頼する一般的な広告は成果が出なくても配信しているだけで、代理店手数料を含める運用の固定費がかかります。特に多額の広告費をかけているほど、成果が出なかった場合は赤字ですね。

ではまずは成果報酬型広告について気になるその仕組み、混同しやすいアフィリエイト広告との違いや相場について解説していきます。

成果報酬型広告の仕組み

成果報酬型広告は成果が発生した場合に、一定の比率の報酬を支払う仕組み。その報酬額については、依頼主と広告代理店で協議して決定します。

成果の内容は「商品購入」「資料請求」「会員登録」などさまざまです。例えば依頼主側が広告費を月に100万円用意した場合一般的な広告配信であれば月100万円のうち10~30%に当たる、10~30万円を運用手数料として成果が出なくても代理店に支払わなければなりません。

そのため配信自体にかけられる広告費は運用手数料を差し引いた90~70万円ということになります。つまり悪くいってしまえば、広告代理店は成果を出さなくても一定の報酬を得られるのです。しかし成果報酬型広告であれば月100万円の純粋な広告費で運用でき、成果が出た場合のみあらかじめ決定してある報酬をプラスで支払うという仕組みです。

成果報酬型広告とアフィリエイト広告の違い

成果報酬型広告と合わせてよく聞くキーワードが「アフィリエイト広告」。成果報酬型広告とアフィリエイト広告が混同してしまう方は多いでしょう。

結論からお伝えすると言葉の意味としてはほとんど同じといえます。「成果に応じて報酬が支払われる」といった点で共通しているのです。そのためほぼ同義として扱って問題ありません。違うポイントとしては、広告を掲載する方法・仕組み。

・広告代理店に成果報酬型広告を代行してもらう
・企業がASPに登録し、アフィリエイト広告を掲載

上記2つの違いから解説していきます。

広告代理店に成果型広告を代行してもらう

先でご説明したように、例えば月100万円の広告費を用意した場合、100万円を純粋な広告費として使用でき、成果発生に応じて別途決めてある報酬を支払います。
アフィリエイト広告との違いは以下の2つ。

・広告代理店のウェブ広告のプロが運用する
・配信手段が多い。リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告など

さまざまな配信手段があることで、その商材にマッチした配信方法を選定。また広告代理店によっては、バナーやLPのようなクリエイティブもワンストップで提供してくれるところもあるので自社に広告の知見がなく、制作のリソースもない場合は全てをプロに一任できます。

また広告代理店側は一般的な運用とは異なり収益となる運用手数料が毎月固定で支払われるわけではないので成果を出すために全力を尽くすでしょう。

ASPを利用してアフィリエイターに広告を掲載してもらう

ASPとは「アフィリエイト・サービス・プロバイダ」のこと。アフィリエイト広告を管理しているサービスです。

ASPにはアフィリエイターと呼ばれるブロガーなどが登録しておりASPのプラットフォーム内にある広告を自身のブログやメディアに掲載します。そしてアフィリエイターのブログやメディアに訪れた特定のユーザーに対して広告を配信。

例えば商品購入を成果地点とした場合商品がアフィリエイターのブログやメディア経由で購入された場合のみ一定比率の報酬を支払うということです。 しかし成果が出ない場合でもASPの利用サービス料が固定費としてかかるので広告代理店に依頼する成果報酬型広告とはその点が異なります。

ASP上にあるどの商品・サービスを掲載するかはアフィリエイター自身が難易度に対しての報酬、自身のブログやメディアにマッチするかを見定めた上で決定します。

つまりアフィリエイターは消費者と公平な立場で商品・サービスを取り上げ評価するので、通常の広告配信よりも信用度が上がるのです。さらに普通の広告ではできない、他社商品・サービスとの優劣をつけて紹介できるため消費者にとっても有益な情報となるでしょう。

しかしASPに広告を掲載するのための素材(バナーやLP、キャッチコピーなど)、報酬金額や成果地点を決めるなど細かい準備が必要です。自社にリソースがない場合には、ASP登録そのものを広告代理店に依頼したりASPが代行してくれる場合もあります。

成果報酬型広告の相場

一般的には商品代金の数%が相場といわれています。しかし成果地点は商品購入に限らず「資料請求」「会員登録」「問い合わせ」のようにすぐに収益化しないものもあります。そのため依頼主と広告代理店・ASPの両者間で成果地点に合わせた適正な報酬を決める協議が必要です。

──2.成果報酬型広告のメリット・デメリット

成果報酬型広告の仕組みや、アフィリエイト広告との違いはいかがでしたでしょうか。次は成果報酬型広告の実施を検討している方が気になるポイントとなるメリット・デメリットについてお伝えいたします。

メリット① 無駄な費用が発生しない

成果報酬型広告は、成果に応じて報酬を支払う特徴がありました。必要経費として運用のための広告費や、ASPのサービス料が発生しますがそれ以外は成果が発生しない限り費用はかかりません。

一般的な広告を代理店に依頼した場合、広告費の10~30%の運用手数料が発生するため成果が全くでなかった場合にその固定費は赤字です。またCPA(顧客獲得単価)はその固定費も含めて計算されてしまいます。

しかし成果報酬型広告の場合には、運用に必要な広告費以外の固定費は必要ないためCPA改善にも期待できるといえます。初めて広告の配信を検討している場合には成果報酬型広告から実施することで、リスクなく低予算から始められます。

メリット② 実績のある広告のプロに任せられる

特に広告代理店に依頼する場合にいえることです。
ウェブで広告を出したいがノウハウがない…
ウェブ広告は初めての施策でどれくらいのCPAになるかがわからなくて踏み出せない…
といった場合でも、広告運用の実績があるプロに任せられる点がメリット。社内でリソースやノウハウがなくても、低リスクで広告代理店に運用を任せられます

また広告に必要な効果的なバナーやLP、訴求文などもワンストップで対応してくれる広告代理店もあるので安心して一任できるでしょう。アフィリエイト広告の場合も消費者に効果的な訴求を心得ているアフィリエイターが広告を掲載してくれるので安心です。

メリット③ 費用対効果が明確

運用手数料のような紛らわしい費用が広告費に含まれず、売り上げに対して一定の報酬が決まっているので費用対効果が算出しやすく、明確な点が特徴です。

デメリット① コンバージョンに達するのが難しいとコストが上がる

特に商品購入が成果地点の場合に当てはまることですが単価の高い商品や、継続購入が必要な商品の場合はコンバージョン達成が難しいケースも多く成果につながった際に広告代理店に支払う費用が高くなってしまう可能性もあります。

こういったケースを防ぐために成果報酬型広告と相性が良い商材であるかを確認することが重要です。

デメリット② 効果が出るのに時間がかかる

こちらはアフィリエイト広告にいえるデメリットです。アフィリエイターが商品やサービスを掲載するのは個人のブログやメディアなので特定のユーザーに向けて広告を配信することになります。

つまりアフィリエイターのブログやメディアにユーザーがなんらかの形でたどり着く必要があります。

そのため広告を掲載したからといって一気にたくさんの人が集まるわけではありません。そのため中・長期的なマーケティング施策と考えると良いでしょう。

デメリット③ コンバージョンの質が下がる可能性がある

広告代理店が成果報酬型広告を運用する場合、成果の発生でしか収益が出ないため収益を出すことに必死なりすぎて、コンバージョンの質が下がる可能性も。

特に資料請求や問い合わせのようにハードルが低い成果ですとあまり商品やサービスに関心のないユーザーからでもコンバージョンが発生する可能性があります。後々企業の収益に結びつかなそうなユーザーが集まっても効果があるとはいえませんね。

──3.成果報酬型広告を依頼するにあたり気をつけるポイント

成果報酬型広告のメリット・デメリットはいかがでしたでしょうか。もちろんどんな広告でもデメリットはあるので、そこばかりに着目する必要はありません。

失敗しないためにもポイントを押さえ、特徴とメリットを活かしていきましょう。次はそのために知っておきたい、成果報酬型広告を依頼するにあたり気をつけるポイントをご紹介いたします。

ポイント① 広告掲載の形態を把握する

成果報酬型広告には以下の2種類がありました。

・広告代理店に成果報酬型広告を代行してもらう
・企業がASPに登録し、アフィリエイト広告を掲載

リスティング広告やディスプレイ広告のような配信面が効果的かアフィリエイターによって掲載してもらうのが効果的かは商材によって異なります。これまで施策をやったことがなく未知…といった場合には広告代理店に相談し、最適な方法を提案してもらいましょう。

ポイント② 成果報酬型広告にマッチする商材であるかを確認

必ずしも全ての商材が確実に効果を得られるとは限りません。デメリットのところでお伝えしたように高額単価の商品や、継続購入が必要な商品はコストが高くなってしまう可能性が考えられます。

参考に成果報酬型広告がオススメの企業ジャンルと商材をご紹介いたします。

◼︎ECサイト全般:雑貨・家電・アパレルなどの販売
◼︎美容関連:化粧品販売・エステ・脱毛など
◼︎飲食関連:通販型食品販売・コースメニュー申し込み・クーポンサイト登録など
◼︎健康関連:健康食品販売・健康グッズ販売・サンプル申し込み・ジムの体験申込など
◼︎金融関連:口座開設・資料請求など
◼︎転職・求職関連:会員登録・資料請求など
◼︎教育関連:資料請求・スクール体験申し込み・通信教育申し込み・教材販売など
◼︎保険関連:相談申し込み・資料請求・見積もり申し込みなど
◼︎娯楽関連:オンラインゲーム登録・アプリダウンロードなど

(引用 https://myisland.jp/advertiser-affiliate/#i-14)

ポイント③ 適正な広告費を決める

費用のトラブルを防ぐためには、適正な広告費を決めることが大切。成果発生時の報酬を自分たちで設定するため、特にこの部分はしっかり話し合う必要があります。

広告代理店に依頼する場合は適正な広告費をシミュレーションしてもらうと安心。コンバージョンの内容や条件をすり合わせて両者が納得し、後から「こんなに支払うと思ってなかった…」とならないようにしましょう。

ポイント④ 実績のある広告代理店に依頼する

広告代理店ならどこでも良いという考え方は要注意。成果報酬型広告のメリットを十分に発揮するためにも実績が豊富な広告代理店に依頼すると安心です。

ノウハウや実績がない広告代理店に依頼してしまうとかえって想定以上のコストややりとりの手間がかかってしまう可能性もあるでしょう。

まとめ
今回は成果報酬型広告について仕組みやアフィリエイト広告との違いを踏まえて、メリット・デメリットから依頼時のポイントについて解説いたしました。
成果報酬型広告はメリットを十分に発揮することで、高い効果に期待できます。ポイントを押さえないままなんとなくで実施してしまうと本来あるはずの効果も発揮できなくなってしまいます。
今回ご紹介した内容を参考に仕組みやメリット・デメリット、アフィリエイト広告との違いも理解した上で成果報酬型広告の実施を検討してみてください。
初めてで不安な方は、実績のある広告代理店に相談してみましょう。

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