株式会社ナハト

SNSマーケティングの基本から実践まで詳しく説明!成功事例5つご紹介

幅広い年代でSNSが普及したことにより、消費者自らSNSで検索し商品やサービスを選び購入するという購買プロセスの変化がおこっています。

購買プロセスの変化により、効果的なマーケティング手法としてSNSマーケティングは今後も重要になってくるでしょう。

この記事では、SNSマーケティングの基本から実践、参考になる成功事例まで紹介していきます。

01SNSマーケティングとは

SNSマーケティングとは、TwitterやFacebook、LINE、InstagramなどのSNSを使用して商品の認知や販売を促進し、ブランド力の向上を目指すことです。

SNSマーケティングを効果的に実施するためには、SNSを見たユーザーに「どのような行動を求めるのか」目的を明確にし、PDCAを回す必要があります。

目的に合わせた戦略を考え、見込み客や従来利用している顧客に対し魅力的なSNSコンテンツを提供することは、新規顧客の獲得やロイヤルカスタマーの育成にも役立つでしょう。

02SNSマーケティングの特徴

SNSマーケティングの特徴は、従来のものとは異なる点があります。

それは、SNSの拡散機能によって顧客主体で情報の広がりが期待できることです。

分析・戦略にそってSNSマーケティングを展開することで、情報が拡散され低コストで効果的なPRが可能になります。

その他の特徴についても説明します。

  • 従来のマーケティング手法で到達できなかった人にもPRできる
  • 消費者が好む鮮度の高いリアルな情報を発信できる
  • 企業に対しての親しみや信頼につながる
  • 他の広告より効果測定がしやすく成果をだしやすい

従来のマーケティング手法で到達できなかった人にもPRできる

SNSマーケティングは発信や投稿に共感したSNSユーザーが拡散することで、

商品やサービスに興味がなかった人や、広告を避けていた人にも情報を届けられる可能性があります。

従来のマーケティングは企業側の主導でしたが、SNSマーケティングはユーザー間でも情報が拡散することで顧客主導での集客・販売促進が期待できます。

消費者が好む鮮度の高いリアルな情報を発信できる

企業側のPRを参考に消費者が商品やサービスを購入する購買プロセスから、消費者が積極的にSNSで検索し購入する流れへと変化しています。

消費者は他の購買者の口コミやレビューを参考に購買を決定するので、リアルな情報が好まれる傾向です。

顧客にとってSNSは見て楽しむだけでなく、必要な情報を得るための重要なツールとなっています。

発信する内容に合わせてSNSを活用することで、消費者の求めるリアルな情報を届けられるでしょう。

企業に対しての親しみや信頼につながる

テレビや新聞などのマス広告は、企業側からの一方通行の広告手法です。

SNSマーケティングは、ユーザーと企業側の双方向のコミュニケーションが取れるので、企業への親しみや信頼につながりやすいでしょう。

企業に親しみを感じている既存顧客が発信した情報は、新規の顧客にも信頼できる情報として認識されやすくブランドへの信頼ともリンクします。

さらに、UGCやリアルな口コミ・評価など顧客の発信した情報は、企業の認知度拡大にも貢献してくれます。

他の広告より効果測定しやすく成果をだしやすい

SNSマーケティングで活用されるFacebook、Instagram、Twitter、LINEには、効果判定に必要な数値を計測できる機能があります。

PDCAを正しく回すためには、広告がどの程度効果があったのか、アプロ―チ方法に問題はなかったのか判断しなくてはいけません。

SNSで得られる数値やデーターの分析により、適切な計画・立案を考えれば成果をだしやすくなります。

03SNSマーケティングの手法

主なSNSマーケティングの手法は5つあります。

目的やターゲットに応じて手法を選びましょう。

  • SNSアカウント運用
  • SNS広告
  • インフルエンサーマーケティング
  • ソーシャルリスニング
  • SNSキャンペーン

SNSアカウントの運用

SNSアカウントの運用は、SNSを使用してユーザーとのコミュニケ―ションをはかったり、情報を発信して顧客の獲得・企業のイメージアップ・認知の拡大をはかったりすることを目的とした手法です。

アカウントがないとSNSの運用ができないので、まずは企業アカウントの取得から始めましょう。

SNS広告

SNS広告は、FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSに動画や画像の広告を表示させる手法です。

ユーザーがSNSの登録の際に入力した性別や年齢、趣味、嗜好などの情報を基に、AIが広告配信先を自動で最適化し、企業側は狙ったターゲットに広告を届けるという特徴があります。

SNS広告はユーザーの嗜好に合う広告が表示されるので、広告嫌いの人にも受け入れられやすく需要が高まっています。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは、特定のコミュニティやターゲット層に影響力を持つインフルエンサーを起用する手法です。

インフルエンサーをフォローしている人に商品やサービスをPRし、認知度をあげることで購買行動を促します。

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングは、SNSを活用してアンケートや口コミなどリアルな情報を収集・分析しマーケティングに活用する手法です。

従来の消費者アンケートと比べ、より事実に近い事実や評価・批判が集まりやすく商品やサービスの改善に役立ちます。

SNSキャンペーン

SNSキャンペーンとは、ユーザー参加型の手法になります。

SNSキャンペーンをおこなう企業は、プレゼントやイベントを用意しユーザーに参加してもらうことで、新規フォロワーの獲得や、以前利用した顧客の再利用を促します。

ユーザー自身が作作製するコンテンツ(UGC)により、SNSキャンペーンが拡散し話題となることがあります。

04SNSマーケティングの手順

SNSマーケティングでは、どういった目的で施策を行うのかが大切になります。

目的に合わせ、SNSを活用した発信を続けることで顧客から共感を得て企業ブランドの信頼を高めファンを増やしていきましょう。

具体的なSNSマーケティングの手順は以下の通りです。

  1. 目的を決定する
  2. 目的に合った手法を選択する
  3. ターゲットを明確にする
  4. 運用するSNAを決め準備する
  5. 計画通り運用を開始する

目的を決定する

SNSマーケティングをおこなう目的により選択するSNSの種類やマーケティング手法が異なるため、初めに目的を明確にしましょう。

目的を決める際には最重ゴール地点(KGI)に加え、中間目的地(KPI)も設定してください。

広告の目的には認知・誘導・獲得がありますが、どの目的を狙うか、どのSNSを利用するかでデーターの見るべき数値も変わってきます。

チェックすべき基本となる数値は、インプレッション数・クリック率・コンバージョン率です。

目的に合った手法を選択する

目的に合わせて、SNS広告・インフルエンサーマーケティング・ソーシャルリスニング・SNSキャンペーンなど、SNSをどのような手法で運用するか決定します。

ターゲットを明確にする

マーケティングで重要なのは、ターゲットをより具体的に決定することです。

ターゲットが具体的であるほど利用するSNSの種類や、効果的な施策を決めやすくなります。

自社の商品やサービスをPRしたいターゲットの年齢や性別、嗜好などはっきりとイメージしておきましょう。

運用するSNSを決め準備する

SNSの種類によってメインとなるユーザーの年齢層が違います。

そのため、ターゲットにしたい年齢層の人が良く利用しているSNSを選びましょう。

SNSを活用し効果的な施策を実施するには、利用するSNSの特性や強みを理解することも大切です。

計画通り運用を開始する

SNSの運用開始後は、得られる指標を定期的にチェックし、PDCAサイクルを早く回すようにしましょう。

チェックするデーターは、訪問数や閲覧数、どのページからの経由のアクセスか、どの検索サイトからの流入が多いかです。

この他にも目的に合わせて、必要なデーターを追加してチェックします。

トラフィック情報を活用すれば、サイトの改善につながる施策を考えやすくなるでしょう。

05SNSマーケティングのメリット

SNSマーケティングのメリットについてお伝えします。

メリットは5つあります。

  • 情報を早く伝達できる
  • 顧客とダイレクトなコミュニケーションができる
  • 他の広告媒体と比べ、低コストでPRが可能
  • ターゲット以外のユーザーにも情報を伝えられる
  • どのSNSを選ぶかで幅広い世代へPRできる

情報を早く伝達できる

SNSを活用したリアルタイムでの情報伝達は、ユーザーが求める最新トレンドを発信するのに適しています。

企業側が最新トレンドを細めに発信することで情報鮮度の高さをアピールでき、ブランディング向上につながるでしょう。

顧客とダイレクトなコミュニケーションができる

SNSを活用したマーケティングは、顧客と企業がダイレクトにコミュニケーションを取ることが可能です。

企業と顧客間の直接的なコミュニケ―ションはブランディング効果が高く、顧客のロイヤリティ向上や認知の拡大、新規顧客の獲得を促進してくれます。

他の広告媒体と比べ低コストでPRが可能

他の広告媒体よりSNSを活用したマーケティングの方が、低コストで済む可能性が高いでしょう。

雑誌広告を利用した場合のコストは、1本あたり50~250万円程が相場です。

一方、SNSの利用を企業の運用代行に依頼した場合でも、ひと月あたりのコストは20~50万円程度と言われています。

ターゲット以外のユーザーにも情報を伝えられる

SNSマーケティングでは、複数のSNSを連携やSNSの特徴である拡散機能により、ターゲットとしている顧客層以外にも情報が広がる可能性があります。

また、顧客自体が主体的に発信するUGCなどの情報は信頼されやすく、ブランドイメージの向上にも役立ち、広告を避けている人にも見てもらいやすいでしょう。

どのSNSを選ぶかで幅広い世代へPRできる

ターゲットとしている年齢層が活用しているSNSを選択することで、効果的にPRがおこなえます。

顧客は主体的に必要な情報を求めて行動するようになっていて、すべての年齢層でSNSの利用率が増加しています。

60代以降のSNS利用率も伸びており、若年層だけでなく幅広い年齢層の人にSNSを活用したPRが可能です。

06SNSマーケティングのデメリット

SNSマーケティングは、拡散性が高く優れたマーケティング手法ですが、使い方を誤ると負担になったり、マイナスのイメージにつながったりする可能性もあります。

運用を始める前に、デメリット面も理解してから開始しましょう。

考えられるデメリットは、3つです。

  • 予期せぬタイミングで炎上することがある
  • SNSマーケティングをおこなうには知識が必要となる
  • SNSの運用が負担となることがある

予期せぬタイミングで炎上することがある

SNSマーケティングで、企業側がSNS運用でユーザーの反感を買うような言動が見られると、炎上し集客やブランディングに悪い影響を与えます。

ブランドを私物化している印象を与えるような企業側の言動に注意し、表現の方法にも配慮しましょう。

SNSマーケティングをおこなうには知識が必要となる

効果的なSNSマーケティングを実施するためには、分析に基づいた戦略・施策の決定と目的に合うSNSの選択が重要です。

施策を実施した後は収集したデーターを分析し、正しく評価しなくてはいけないので、マーケティングの知識は不可欠になります。

SNSの運用が負担となることがある

従来のマス広告と違い、運用では投稿を毎日続け、ユーザー反応に対しレスポンスなどを細めに行わなくてはいけません。

そのため、担当者が複数の業務を平行して進めている場合や、少人数で運用している場合は、SNS運用が担当者の負担になることがあります。

07SNSマーケティングの成功事例5つ

SNSマーケティングで成功している企業の事例を5つ紹介します。

いずれの会社も、自社の商品やサービス内容と活用するSNSの特徴を生かして目的を達成しています。

  • ローソン(Twitter)
  • ユニクロ(Facebook)
  • ダイソー(Instagram)
  • サントリー(YouTube)
  • グリコ(TikTok)

ローソン(Twitter)

ローソンは、2010年より公式アカウントのSNS運用を開始しTwitterのフォロワーは742万人以上(2023年)です。

アップで撮影した商品写真の投稿とハッシュタグの活用で新製品や商品情報の拡散と購買意欲の向上に成功しています。

フォロワー数が多い要因は、フォローとリツイート機能でスイーツが当たるキャンペーンなどを定期的に行っているからです。

その他にも、ローソンは顧客とのコミュニケーションにもSNSを活用しており、スマホペイなど新しいサービスの実施前にもTwitterを使って顧客のリアルな感想を確かめています。

ユニクロ(Facebook)

ユニクロが運用するFacebookは、110万人以上(2023年)がフォローし115万件を超える「いいね!」を獲得し企業の認知やブランドイメージをアップさせています。

Facebookのコンテンツは、ファッションコーディネートや著名人へのインタビューなど、商品以外のコンテンツもありユニクロ好き以外の人にも楽しめる内容です。

1日1~2回ページが更新され、ユーザーが最新情報を把握しやすくなっており、さらにTwitterやInstagramと同じハッシュタグを使用して連携を図ることで多くの人の目にとまるよう工夫されています。

ダイソー(Instagram )

ダイソーは、Instagramを多く利用している10~20代の女性向けに、クオリティの高い写真とハッシュタグを使った投稿で平均3,000~10,000件以上の「いいね!」を獲得し安定した売り上げを維持しています。

国内の直営店だけでも3000店舗以上も展開する企業ですが、アプローチできる顧客層は限られていました。

その理由は、購入する商品を決めて来店する顧客が多く、販売している76,000点もの商品を店舗内だけでPRすることが難しかったからです。

そのためInstagramを活用し、あまり知られていない役立つ商品の紹介を開始しました。

その結果、商品の認知度がアップし、安定した売り上げにつなげることに成功しています。

サントリー(YouTube )

サントリーのYouTubeチャンネルの登録者数は、約30万人(2023年)。

Vtuber燦鳥ノム(さんとりのむ)–SUNTORY NOMU–というチャンネルを運用し、「歌ってみた」動画やゲーム実況動画、ASMR(アスマー)を活用した「利き炭酸シリーズ」など若い年齢層の人達にも魅力的なコンテンツで認知の拡大や顧客を獲得する戦略をとっています。

SNSマーケティング手法の中でYouTubeを選んだのは、販売している飲料水やお酒の良さを五感に訴えるPRができるという理由からです。

サントリーの専門家がより商品に興味を持ってもらえる内容を意識して動画が製作されていますが、コンテンツの内容はTVCM、ワインの基礎知識動画、花、料理、スポーツ、地域文化、音楽、エンタメなど豊富で幅広い年齢層の人が楽しめる内容になっています。

グリコ(TikTok )

グリコは定期的に「キャンペーン」のハッシュタグを付け、若い世代に向けたTwitterやFacebook、TikTokへの投稿を行っています。

11月11日の企業の記念日に開催されるキャンペーンでは、コンビニやスーパーが「ポッキー」の売切れを心配するくらい大きな反響を呼んでいます。

このキャンペーンは、「#ポッキー何本分体操」のハッシュタグを付けたTikTok動画を投稿し、選ばれた動画が渋谷街頭ビジョンやグリコ公式Twitterで流れるというものです。

夏には、「#ポッキー花火大会」のキャンペーンも行われています。

まとめ
今回は、SNSマーケティングの特徴とメリット・デメリット、成功事例についてご紹介しました。
 
SNSマーケティングは、今まで使用されていたテレビや雑誌などの広告では到達が難しかった潜在顧客にもリーチできる可能性があります。
 
計画的にSNSマーケティングをおこなうことで、コスト面でも他の方法より低価格で拡散による大きな効果が期待できる点も魅力です。
 
SNSマーケティングを効果的に行うには、SNSの特性やマーケティングに関する知識や経験が必要になります。
 
自社内にSNSマーケティングに詳しい人材がいない場合や、効果的なSNSマーケティングを望むのであれば、マーケティング代行会社の力を借りて取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

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