マーケティングに有効なELT!最適なELTの選び方もご紹介!

膨大なデータも迅速に処理できるELTツールは、マーケティングにおいても活用されています。

マーケティング担当者のなかには、「マーケティングに利用することでどういったメリットがあるのか」「どのようなELTツールが自社に適しているのか」など気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ELTの概要をはじめ、ELT導入のメリットと課題、ツールの選定ポイントについて解説します。

01ELTとは

ここではまず、マーケティングツールのひとつとしても活用されているELTとは何か解説します。

ETLとの違いもあわせてご確認ください。

ELTとは

ELTとは、Extract(抽出)、Load(格納)、Transform(変換)の頭文字をとった言葉です。

さまざまなデータを利用しやすい形に変換し、格納する一連の処理を意味します。

また工程そのものだけでなく、処理を行うためのツールもELTと称することが一般的です。

ELTにおけるデータ処理の流れは、以下のとおりです。

  1. Extract(抽出)
  2. Load(格納)
  3. Transformation(変換)

蓄積された膨大な量のデータを収集して、データストアに格納します。

格納後に変換処理を行い、データを1つに集約して分析するなどして、意思決定に活用していくといった流れです。

ETLとの違い

ELTに似た言葉で、同じくマーケティングの場で活用できるものとして”ETL”があります。

構成する要素はELTと同じで、さまざまなデータを加工して利用しやすい形式に変換する工程およびそのためのツールを指します。

ELTとの大きな違いは、データ処理の流れです。

ETLでは、以下のような順番で処理が行われます。

  1. Extract(抽出)
  2. Transform(変換)
  3. Load(格納)

ELTでは、変換処理のための専用ツールやエンジンが不要であり、よりデータの抽出スピードが速いことが特徴です。

その反面、ELTはデータベースにかかる負荷が大きいことから、データベースの利用に支障が出るケースもあるので、データ処理のタイミングに配慮する必要があります。

どのようなポイントを重視したいかによって、ELTとETLを使い分けるとよいでしょう。

    
ELTが適しているケース ETLが適しているケース
●データの取り込みスピードを重視したい●より高度な分析機能を活用したい
●大量のデータをマーケティングの対象にしたい ●データ格納段階で機密情報を保護したい
●データベースの容量を自由に拡張できる環境にある ●データベースに負荷をかけたくない
●分析ツールの理解に学習コストをかけたくない ●データベースの容量が拡張できない
    ●データベースエンジニアが社内にいない

02ELTの機能

先述したとおり、ELTは「Extract(抽出)」「Load(格納)」「Transform(変換)」の3つの要素で構成されています。

これらはつまり、ELTの機能でもあります。

ここでは、マーケティングにおいてELTでできる3つのことについて解説します。

【EXTRACT】必要なデータを抽出する

対象のデータソースからマーケティングに必要なデータを選択して、抽出します。

複数のソースから求めるデータを簡単かつスピーディに抽出することが可能です。

抽出中のデータは、ステージング・エリアにコピー、あるいはエクスポートされます。

【LOAD】抽出したデータを保存する

ステージング・エリアに移動したデータを、DWHやデータベースなどのデータ・ストレージ・エリアに保存します。

【TRANSFORM】データを変換する

保存したデータを統合したり、異なるデータソースのデータを一元管理したりといったことが可能です。

変換処理を行うなかで、データのフィルタリングやクレンジング、重複排除、検証などを実行します。

また、データ分析や集計などの処理にも対応できます。

03マーケティングにおけるELTのメリット

マーケティングでELTを利用することには、以下のメリットがあります。

  • データ分析のスピードが速い
  • 専門的な知識がなくてもデータがまとめられる
  • マーケティング業務の効率化が図れる

データ分析のスピードが速い

大量のデータが生成されると、ELTではそれらをすぐにロードします。

出力先に保存した後に、データの変換を行います。

ETLの場合、ロード関数の前に変換が発生した場合にはスローダウンが発生しがちですが、ELTはそのリスクがありません。

データに関連して決定を下す必要があり、遅延が起こりにくくなるためです。

このように、データ分析のスピードが速いことが、ELTのメリットのひとつです。マーケティングの対象となるデータが膨大な場合でも、迅速に処理できます。

専門的な知識がなくてもデータがまとめられる

多くのELTツールの場合、専門的な知識を有していなくても必要なデータがまとめられるといったメリットがあります。

マーケティングに関する知識やノウハウが乏しい会社においても役立ちます。

会社の規模や業種によっては、マーケティング業務を営業担当が兼務するなど、マーケティングに十分なリソースを割いていない(割けられない)ことがあります。

費用対効果を検討しながら導入する必要はありますが、ELTツールを活用することで、リソースを抑えつつ精度の高いマーケティングが実現可能です。

また、手作業によるミスが生じるリスクもなく、より効果的なマーケティングが行えるようになります。

マーケティング業務の効率化が図れる

マーケティングに必要なデータを迅速に処理、分析できること自体、マーケティング業務の効率化につながります。

また、異なるシステム間で情報の連携が容易になる点においても、業務の効率化を図るのに有効です。

例えば、多くの顧客データを扱う企業において、部門ごとに異なるシステムを利用しているとデータの連携が困難です。

手作業でデータを変換すると多くの時間や手間を要するうえ、ヒューマンエラーが生じる可能性があります。

ELTツールの活用で、データ変換処理が自動化できます。

このようなことからも、ELTはマーケティング業務の効率化を図るのに効果的だと考えられます。

04マーケティングにおけるELTの課題

マーケティングツールとしてELTを導入する場合、以下の注意点も把握しておくことが重要です。

  • 導入コストがかかる
  • ツールによっては知識・スキルが求められる
  • 情報漏えいのリスクに備える必要がある

導入コストがかかる

さまざまなELTツールがありますが、導入時にはコストが発生します。

マーケティングに充てられる費用が限られている場合には、導入した場合のメリットと比較しながら検討する必要があります。

ツールの選定にはもちろん、導入後の作業にも時間を要することがあるので、時間的コストもあわせて検討することが重要です。

ツールによっては知識・スキルが求められる

多くのELTツールの場合、専門的な知識・スキルがなくても使いこなせるものが多いのですが、なかには専門知識・スキルが求められるケースもあります。

多機能というELTだからこそ、全ての機能を活用しようとすると難しさを感じるかもしれません。

なかには、使用にあたり有料で研修を行うベンダーもあるほどです。

ELTのメリットを得るには、ツール選びが重要です。

以下を洗い出したうえで選定していくとよいでしょう。

  • ELTツールを活用することで、マーケティングのどの課題を解決したいのか
  • 自社のマーケティングにおいて、そのツールをどのような使い方ができるのか
  • どんな機能が必要か

情報漏えいのリスクに備える必要がある

抽出したデータは一時的にデータベースに格納されるため、情報漏えいなどのリスクが伴うことは否めません。

当然、各社セキュリティ対策が行われていますが、リスクの存在を認識しておくことが重要です。

また、ELTの取り扱いに際しては、アプリケーションやユーザーにアクセス権を付与することで、データへのアクセスについて適切な設計を行う必要があります。

これにより、内部不正の発生やマルウェアの感染などのリスクが抑えられます。

05ELTツールの種類と選び方

ELTツールを導入してマーケティングの精度を高めたり、業務効率化を図ったりするには、ツール選びが重要です。

ここでは5つのポイントをご紹介しますが、共通していえることは、自社のマーケティングにおいてどうなのか検討することです。

①コスト面

ELTツールには、有料・無料のものがあります。

無料ツールの場合、マーケティングに必要なデータが膨大だと不十分なケースもありますが、自社での必要性を確かめるために利用するのもひとつの方法です。

また価格帯については、高いから「自社にとって良いツール」であるとは限りません。

自社のマーケティングで必要な機能に絞ったリーズナブルなツールのほうが、使いやすさを感じることもあります。

② 操作性

「使いやすさ」を確かめるには、ツールの導入時に必ず実際に使用してみることをおすすめします。

操作性が良くないと、導入したものの上手く活用できていない状況に陥ります。

また、誰もが使いやすいELTツールを選定することもポイントです。知識やスキルを持つ人だけが使えるものだと、業務の属人化につながります。

③ 連携機能

既存のツールやサービスと連携できるかどうかも、重要なポイントです。

連携機能があるツールを導入すれば作業効率が高められるほか、抵抗感なく新たなツールを受け入れやすくなります。

これまで確立してきた業務を変更することなく部署間の連携が図れることは、企業規模が大きくなるほど重要なポイントとなります。

④データ量

自社のマーケティングにおいて、どれほどのデータ量を取り扱うのかを基準としてツールを選定することもポイントです。

ELTツールの価格やプランによって処理可能なデータ量が異なるケースがあるため、あらかじめ処理・分析対象となるデータの量を洗い出しておくとスムーズです。

⑤オンプレミスとクラウド

ELTツールには、オンプレミス型クラウド型があります。

設備の保有や保守管理について、オンプレミス型では自社で行い、クラウド型ではサービスを利用することになります。

オンプレミス型のほうが初期費用が高いことが一般的です。

ただしクラウド型の場合は、利用している限りサービス利用料が発生します。

自社のマーケティングでどのような使い方をしたいかにもよりますが、クラウド型は拡張性があるのが特徴で、必要な時に必要なだけリソースを充てられるうえ、コストも抑えやすくなります。

まとめ
ELTとは、「Extract(抽出)」「Load(格納)」「Transform(変換)」を意味し、さまざまなデータを利用しやすい形に変換して格納する一連の処理、およびそのためのツールを指します。
 
マーケティングでELTを利用すると、迅速なデータ分析ができて、マーケティング業務の効率化が図れます。
 
専門的な知識がなくてもデータがまとめられることが利点です。
 
ただし、導入コストがかかることや、ツールによっては知識・スキルが求められること、情報漏えいのリスクに備える必要があることなども理解したうえで検討する必要があります。
 
自社のマーケティングにとって適切なELTツールを選定するには、コスト面をはじめ、操作性、連携機能の有無、利用可能なデータ量、オンプレミス型かクラウド型かといったポイントで比較するとよいでしょう。
 

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