Facebookマーケティングとは?メリットや始め方・利用法を解説!
今、Facebookを商業マーケティングのツールとして活用する企業が増えています。
Facebookマーケティングによって、大企業はもとより中小企業や個人事業まで大きな成果を挙げています。
今回は、SNS最大手のFacebookがどのようにマーケティングに活用されているのか?どのような効果が得られるのかを、実際の成功例とともに分かりやすく解説します。
01今、人気のFaceBookマーケティングとは
Facebookがマーケティングシーンで幅広く活用されています。
これまで世界最大のSNSとして多面的に活用されてきたFacebookは、360°動画やチャットボットなどの最先端の技術が続々と投入され、今後もマーケティング戦略に大いに役立つと期待されます。
FaceBookはマーケティングツールとして優れている
Facebookがマーケティングツールとして注目される理由は、主に次の3つです。
- FacebookのSNSプラットフォームは安全性が高い
- Facebookのユーザー数と利用状況
- Facebookライブ動画は視聴時間が長い
FaceBookのSNSプラットフォームは安全性が高い
Facebookでは個人データの詳細を登録して利用するSNSツールということで、そのプラットフォームのセキュリティには最大限の注意が払われています。
その上で細分化するコミュニティの繁栄をサポートし、『人と人とのつながりが深まる世界の実現』を目指したシステム造りに取り組んでいます。
具体的には、情報の転送ツールの利便性を高め、データ連携がスムーズになるように改善を進めています。
また、ニュースフィード表示の優先順位をユーザーにフィードバックし、『サウンドバイト・ポッドキャスト』といったオーディオ体験も、ユーザーにとっての楽しみとなっています。
『おすすめのグループ表示』でユーザーの活躍の場を提供し、コミュニティの『エキスパート指名機能』などを実装することでコミュニティの育成も支援しています。
同時に規定違反グループやユーザーのチェック・制限が徹底され、健全なプラットフォームとしてユーザーが安心して使える仕組みを整えてきました。
このようにFacebookでは、ユーザーが安心して情報活動を行い、コミュニティの発展が進むプラットフォーム作りを実践しています。
FaceBookのユーザー数と利用状況
SNS名称 | 月間利用者数(MAU) |
---|---|
29億5,800万人 | |
YouTube | 25億1,400万人 |
20億人 | |
5億5,600万人 | |
LINE | 1億9,400万人 |
*データは2023年3月のもの
Facebookの月間アクティブユーザー数は、2023年3月時点で29億人以上です。
これはSNSの中でもトップの数字で、マーケティングを進める上で大きなメリットです。
なお、ユーザー1人あたり1日のFacebook平均利用時間はおおよそ1時間とあります。
つまり、広告の露出チャンスが非常に高い媒体ということです。
FaceBookライブ動画は視聴時間が長い
SNSツールの中で、Facebookライブ動画は視聴時間が8時間と長いのが特徴です。
一般的に、今どきのSNSユーザーにおいては、テキスト情報よりも画像・動画の情報を好む傾向が高まっています。
特に動画への関心は著しく、ユーザーの関心を惹く手段としては最適でしょう。
SNS名称 | ライブ動画の視聴時間 |
---|---|
最長8時間 | |
最長4時間 | |
Twitter(タイムライン) | 最長140秒(2分20秒間) |
YouTube | 最長12時間 |
TikTok | 最長10分 |
FaceBookマーケティングの特徴
Facebookページは企業アピールの手段でしょう。
アカウントの公開によって、企業ブランドや提供サービス・商品に対する消費者の反応がストレートに確認できます。
「いいね!」機能とチャット機能によって、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを育むことが可能です。
Facebookマーケティングには、次の3つの特徴に注目できます。
- ターゲティングの精度が高い
- 表現の自由度が高い
- BtoBで活用しやすい
ターゲティングの精度が高い
Facebookマーケティングでは、世界中の数多いユーザーがターゲットになります。
しかも、細分化されたコミュニティのおかげで、かなり絞り込んだターゲティングが可能です。
つまり、情報を伝えたい人に、しっかり情報を届ける仕組みが整っています。
なお、顧客との信頼関係が構築するアイテムも揃っているため、顧客のリピート化に優れていると言えるでしょう。
表現の自由度が高い
Facebookはテキストをたっぷりと掲載できる設定になっていて、表現の自由度を生かした活字情報の効果が利用できます。
この点で、TwitterやInstagramとの線引きがなされます。
訴求力のある説明文を用意すれば、画像や動画がなくてもメッセージをしっかり伝えることができます。
BtoBで活用しやすい
Facebookアカウントを持つ企業がたいへん多いことから、BtoBの商材・サービスのマーケティングが効果的です。
Facebookマーケティングでは、広告ページに『お問い合わせ・詳しくはこちら』などのクリックボタンで、企業誘致が可能です。
02FaceBookマーケティングの主な手法
では、Facebookマーケティングで実際に利用できるツールについて確認しておきましょう。
主なツールは次の6つです。
- Facebookページ
- Facebook広告
- Facebookショップ
- Facebookライブ
- Facebookインスタント記事
- Facebookバーチャルリアリティー(VR)
FaceBookページ
Facebookページは、ファンとなる顧客とのコミュニケーションが作りやすいです。
スタートアップや個人事業主など、顧客を増やし、リピート化を目標とする場面で役立つでしょう。
また、新商品のリリースにも向いているツールです。
顧客に対して、こちらの希望する行動を喚起する効果が高いと言えます。
また、SEO(ワード検索)による流入が期待できますし、イベントやキャンペーンで集客を拡大するツールとして利用できます。
アカウント運営で収集したデータをマーケティング分析し、フィードバックで改善の目安も立てられます。
FaceBook広告
Facebook広告はInstagramやMessengerなど、他のSNSにも配信できます。
広告フォーマットが豊富で、広告配信が適切に実行される機能が備わっており、大々的にブランドや商材をアピールする場面で役立ちます。
Facebook広告では、最初にコンバージョン設定をします。
『認知・トラフィック・エンゲージメント・見込み顧客のリード・アプリの宣伝・売上』を設定し、それに見合った広告を配信することでコンバージョン率を高められます。
具体的な広告の種類としては、『画像や動画の広告・スライドショー広告・カルーセル広告(回転木馬式ディスプレイ)・インスタントエクスペリエンス広告 ・リード獲得広告 ・いいね!広告・イベント参加広告・クーポン広告』などがあります。
なお、広告の効果アップとして、広告の目的や予算、ターゲティングに基づき、AIの機械学習による最適化がなされます。
FaceBookショップ
Facebookショップでは、無料のオンラインショップが運営できます。
低コストで販売サイトを活性化させたい場面で役立ちます。
決済機能はありませんが、ユーザーが購入ボタンをクリックするとECサイトにジャンプする仕組みです。
こちらでは、ブランドに合わせた背景や色設定が可能で、WhatsAppやMessengerでのコミュニケーションもできる機能が搭載されています。
FaceBookライブ
FaceBookライブでは、動画をリアル配信することで手軽にクイックリーな宣伝活動が実践できます。
インフルエンサーの生ライブによる新商品の宣伝活動などには効果的です。
キャンペーンなどの特別なイベントの前宣伝など、集客を増員する場面で役に立つでしょう。
FaceBookインスタント記事
このツールでは、シェアされている記事をクリックすると迅速に読み込みます。
テキスト情報でコンバージョンを高めたい広告に向いています。
具体的には、iOSで30%以上・Androidで50%以上もトラフィックを増やし、読み込みをスピーディにしますから、どの地域からでもアクセスしやすくなります。
FaceBookバーチャルリアリティー(VR)
2023年現在、いよいよバーチャルリアリティ(VR)空間でのチームミーティングや交流会の場・ホライズンワークルーム(Horizon Workrooms)をFacebookがリリースしました。
ユーザーはVRヘッドセットを付け、自分のアバターで仕事用パソコンへ入り、リアルな状況で勤務ができるようになります。
03FaceBookマーケティングのメリット・デメリット
Facebookマーケティングを始める前に、ぜひ確認しておきたいのが利用メリット・デメリットでしょう。
FaceBookマーケティングのメリット
利用メリットは、主に次の4つです。
- 手軽で低コストなマーケティング
- 顧客と相互コミュニケーションがとれる
- マーケティング用のソリューションが豊富
- 他のSNSと比べて炎上リスクが低い
手軽で低コストなマーケティング
顧客と相互コミュニケーションがとれる
Facebookマーケティングでは、「いいね!」の数値からユーザーの率直な評価が得られます。
また、コメント欄よりコミュニケーションが図れて、熱心なファンの獲得にも役立ちます。
しかも、ユーザーは良いと思えば気軽に「いいね!」を押せる環境ですので、大げさでお仕着せがましい宣伝も必要ありません。
このことから、末長く付き合えるリピーターを増やしたいという企業に向いています。
なお、Facebookは他のSNSよりも拡散性が高く、シェアによるファンの拡大も期待できます。
マーケティング用のソリューションが豊富
膨大なFacebook上のデータは、キメの細かいターゲティングに優れていて、コンバージョンや目的、予算に応じたフォーマットが豊富に用意されています。
また戦略上の問題へのソリューションが多角的に得られる点も見逃せません。
SNSマーケティングに不慣れな企業でも、気軽に始められるのがメリットです。
他のSNSと比べて炎上リスクが低い
SNS上では、ちょっとしたキッカケで風評被害を被るリスクがありますが、その点でFacebookは安心できるかもしれません。
それはFacebookアカウントが本名で登録されていること、承認された友達に投稿が公開される仕組みがあるからです。
匿名性で自由にコメントできる他のSNSよりは、よほどアイデンティティが保たれると言えるかもしれません。
つまり、炎上リスクが低いというのがFacebookのメリットです。
FaceBookマーケティングのデメリット
では次に、Facebookマーケティングの注意すべきデメリットを確認しましょう。
- Facebookアルゴリズムは企業メッセージが届きにくい
- 長期のマーケティングには時間もコストもかかる
FaceBookアルゴリズムは企業メッセージが届きにくい
Facebookのニュースフィードでは、企業の広告は下位に表示されやすい点に注意してください。
Facebookアルゴリズムは、ユーザーにより身近な投稿を上位表示します。
そのため、継続的にFacebookアルゴリズムの仕様変更を確認する作業が必要です。
知らないうちに新しい機能が追加されていたり、使っていた機能が削除されたりすることが頻繁にあります。
また、コメントやメッセージを送ってくれたユーザーへの対応はしっかり行いましょう。
基本的に即時対応を心がけないと、ユーザーがガッカリして離れてしまうかもしれません。
長期のマーケティングには時間もコストもかかる
広告ツールの利用コストは負担になりませんが、運用には時間も費用もかかります。
流行の変化が非常に速い世界ですから、コンテンツ発信のスピードは早い方が良いでしょう。
WEBサイトのようなページの賞味期限を待ってからの情報刷新では遅すぎます。
SNSは日々新しい情報が流れるので、鮮度やトレンドを損なわないようにスピーディな更新作業が求められます。
その作業には時間も費用もかさむ可能性がありますので、その点は理解しておいてください。
04FaceBookマーケティングの始め方
さっそくFacebookマーケティングを始めようとお考えの方は、次の準備に取り掛かってください。
FaceBookページ(ビジネス用アカウント)の作り方
まず、Facebookページで(ビジネス用アカウント)を作成します。
①Facebookページのカテゴリーを選ぶビジネス用アカウントには、『ビジネスまたはブランド OR コミュニティまたは公人・著名人』のどちらかを選択します。
②プロフィール写真を追加する企業の顔となるプロフィール写真をアップします。
そして、ページの上部全体にわたるアイキャッチ画像を追加します。
今後アップするページには、必ずこの画像が表示されます。
③会社の紹介を追加する会社についての説明文(半角で255文字まで)を記入します。
これはページ内と検索結果の両方に表示されます。
④ユーザーネームを作成するこちらはカスタムFacebook URL(バニティーURL)に表示されます。
ユーザーへの企業周知に役立ちますから、固有のユーザーネームを考えてください。
後は作成したページをショートカットに追加して、ページの役割を設定、『お知らせ』などの設定を行ってページの認証を取得します。
FaceBookマーケティングのポイント
Facebookマーケティングを成功させるためには、次の3つのポイントは押さえておくと良いかもしれません。
- Facebookマーケティングではターゲッティングを徹底する
- Facebookマーケティングの目的(コンバージョンを明確に設計する)
- Facebookマーケティングのコンテンツの品質を高めるための工夫
一見、簡単そうに見えますが、これを徹底するには大きな努力と創意工夫が必要になります。
短期・長期に改善策を講じて、コツコツと取り組んでいきましょう。
FaceBookマーケティング戦略について
上記の成功のポイントをクリアするために、具体的な戦略にも触れておきましょう。
Facebookマーケティングの効果は、「何を・いつ投稿すべきか」を判断することから始まります。
オーディエンスインサイトの使用
ターゲットとなる人物像・ペルソナについて具体的な理解を深めるツールとして、Facebook広告ではオーディエンスインサイト(無料の分析ツール)が提供されています。
このツールによって、オーディエンスと競合他社の統計データ・行動データが入手可能です。
広告で重要なターゲティングの精度を上げるために、こちらのツールが役に立ちます。
SNSコンテンツカレンダーを作成
Facebookマーケティングでは、複数チャネルへの投稿、コメント対応、ブランドの理解度、トレンド状況などをチェックし、フィードバックする作業に追われます。
そこでSNSコンテンツカレンダーが役立ちます。
いわゆる予定表ですが、投稿記事のスケジューリングから最適な投稿タイミングの割り出し、顧客対応への時間の割振り、その他の作業を調整しやすいシステムです。
FaceBookで見込み客を創出するポイント
見込み客の獲得は、Facebookのファンの顧客化から始まります。
コンバージョンへ誘導するためのコンテンツ作りが肝心です。
ランディングページを魅力的に改善することや、見込み客を集客するための動画作成、実績のあるブログ記事の再構築、Facebookライブ・Facebookイベントの活用、自動広告機能やバイル動画広告・ストーリーズ広告・スライドショー広告などを活用しましょう。
05FaceBookマーケティングの3つの成功例
最後に、Facebookマーケティングの成功例を3つご紹介します。
A&W Okinawa
沖縄のハンバーガーショップ・A&W Okinawaは、日々更新されるトピックス写真が新規顧客の集客に効果を上げています。
一押しメニューとともに他のメニューを織り交ぜたり、愛嬌のあるイラストや気さくなコメントで南国のイメージを伝えるなど、プレビュー全体で魅力的に商品アピールしています。
青山ケンネルスクール
こちらはおしゃれタウン・青山のトリマースクールで、可愛い猫や犬のトリマーシーンを受講生やスタッフが楽しく投稿しています。
スクールのレッスンが楽しくて、着実に実力アップできる様子がダイレクトに伝わってきます。
『ここなら自分もプロになれそう!』とのアピールが実に効果的に表現されています。
ローソン
ローソンのFacebookページでは、本当にお得な商品クーポン情報が掲載されていて、見つけたらすぐにでも使いたくなる工夫をしています。
もちろん、人気商品や新商品の情報もこまめにアップしているので、ローソンファンの購入マップとして活躍中です。
- まとめ
- Facebookマーケティングはまだ歴史が浅く、発展途上ですが、今から始めることで他社との競争を有利に進める可能性があります。
- 難しい点も多いですが、そんなときは専門家のアドバイスやサポートを受けるなどして、有効に活用していきましょう。
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