「ベストタイミング」の投稿に必要なのは、信頼関係の積み重ね。インフルエンサーの「投稿枠」を確保する3つのポイント
「インフルエンサーにプロモーションを依頼したけど断られてしまった」
「キャンペーンに合わせて投稿してほしいのに、その時期は難しいと言われた」
インフルエンサーマーケティングを始めたものの、こうした壁にぶつかる企業は少なくありません。
その理由は、インフルエンサーの「投稿枠」がごく限られていることにあります。そして、影響力のあるインフルエンサーほど早く埋まってしまうもの。さらに、インフルエンサー自身が、紹介する商品やサービスをしっかり選んでいるという実情もあります。
こうした状況のなかで、投稿枠をどう確保するかが、インフルエンサーマーケティングの成功につながるカギになります。
今回は、投稿枠をめぐるインフルエンサー側の事情と、案件を受けてもらうために必要なポイントを解説します。
──成果最大化の隠れたカギは、毎月どの「投稿枠」を押さえられるか
そもそも「投稿枠が限られている」とはどういうことか、3つの観点から説明していきます。
投稿枠・スケジュールは媒体ごとに分かれている
YouTubeやInstagram、TikTok、Xなど複数の媒体で発信するインフルエンサーは、媒体ごとに投稿スケジュールがあります。
例:インフルエンサーの媒体ごとの投稿スケジュール
・YouTube:週1本、月4本の動画を投稿
・Instagram:フィード投稿は週2〜3回、ストーリーズはほぼ毎日
・TikTok:2日に1本ペースで投稿
・X:1日1ポスト。YouTubeを投稿した場合は夜に告知を追加
※あくまで一例になります
YouTubeなどの長尺の動画は撮影コストも編集工数もかかりますが、Instagramはもっと気軽に撮影・投稿できます。このように、媒体ごとにインフルエンサーの工数も投稿スケジュールが変わるのです。
媒体と投稿頻度により、投稿枠が限られているプロモーションに使える投稿は限られてます。
・YouTube:週1〜2本の動画投稿をする場合、広告案件は月1〜2本程度に限られる
・Instagram:フィード投稿やストーリーズの本数を増やしすぎてフォロワーに離脱されないように、プロモーションは月数回と決めているインフルエンサーが多い
・TikTok:投稿頻度は高い傾向にあるが、その分案件が多すぎると印象が悪くなりやすい
・X:フォロワーの信頼を損なわないよう「宣伝ツイート」は一定間隔を空けて掲載するルールを設けている人が多い
こうして見ると、日々精力的に発信しているインフルエンサーであっても、プロモーションに使える枠は意外と少ないことがわかります。
たとえば月4本のYouTube投稿のうちタイアップが2本を超えれば、視聴者からは「広告案件ばかり」と思われてしまうかもしれません。複数の企業から依頼があるなか、月ごとの投稿枠はあっという間に埋まってしまうのが実情です。
商戦期はさらに競争が激しい
平時でも限られている投稿枠ですが、多くの企業がプロモーションに力を入れる商戦期には、ますます押さえづらくなります。たとえば次のような時期の場合、数ヶ月〜半年前には枠が埋まってしまうことも。
・ECサイトのセール期間(「楽天スーパーSALE」など)
・クリスマスや年末など
・店舗の商品入れ替えが多い夏前・秋口など
また、こうした商戦期に限らず、キャンペーン開始日や新商品のリリース直後など「この日に投稿してほしい」という希望がある場合も、注意が必要です。先ほど伝えたようにインフルエンサーが月に使える投稿枠は限られているなか、狙った日程がすでに埋まっていることもよくあります。
事情を知らないままの依頼は、関係が悪くなるリスクにも
このようなインフルエンサーの事情を理解せずに投稿を依頼すると、伝え方によっては「無理なお願いをされた」と受け取られることもあります。悪気がなくても、「あのブランドからの仕事は受けたくない」と思われ、将来的にもプロモーションを依頼できなくなることも。
インフルエンサーに依頼を心地よく受けてもらい、効果的なプロモーションを実現するために、まずはインフルエンサー側の事情を理解して寄り添う姿勢が欠かせないのです。
関連記事:【対談】「スケジュールと枠の奪い合い」をどう乗り越える?多忙を極める一児のパパ・黄皓を支える、ナハトの“伴走型”ディレクション
──インフルエンサーが案件を選ぶ3つの基準
投稿枠が限られていることに加えて、「投稿枠さえ空いていればプロモーション依頼に応じてもらえる」というわけでもありません。受けてもらうのではなく、受けたいと思ってもらう依頼を設計する必要があります。
ここではインフルエンサーが案件を選ぶ3つの基準と、受けたいと思ってもらうためのポイントを紹介していきます。
①報酬
インフルエンサーの多くは個人事業主であり、収入の安定は活動継続に直結します。だからこそ報酬の条件は、案件を受けるかどうかの重要な判断材料になります。
このときには、報酬額そのものだけでなく、継続性や工数も加味されます。
・単発の依頼か、継続的に仕事がもらえる見通しがあるか
・その金額が、投稿にかかわる労力に見合うか(撮影・編集・修正対応など)
さらに、報酬形態への希望も人によって異なります。成果次第で報酬が増える仕組みにやりがいを感じる人もいれば、「成果はコントロールしきれず不安だから、固定で欲しい」という人もいます。
そんな背景もあり、ナハトの場合、成果報酬・固定報酬・セミアフィリエイトの3種類の報酬システムを用意し、インフルエンサーの希望に寄り添うかたちで条件を調整しています。
・成果報酬:投稿経由の成果(購買など)に応じて報酬が発生する。成果を伸ばすほど報酬が増える
・固定報酬:投稿に対して決まった金額を支払う。成果にかかわらず報酬の見通しが立つ
・セミアフィリエイト:固定報酬と成果報酬を組み合わせ、安定と成果へのインセンティブのバランスをとる
また、クライアントからの入金を待たずに、インフルエンサーへは早めに報酬をお支払いするなど、キャッシュフローの面でも負担を軽減しています。
インフルエンサーが安心して力を発揮できるように報酬を調整することで、信頼関係を築き、優先的に依頼を受けてもらいやすい状態をつくっているのです。
②世界観に合うブランド
どのインフルエンサーも「自分をどう魅せるか」を深く考えて日頃の発信活動を行っており、紹介する商品をさまざまな軸から判断しています。
【紹介するか判断する軸の例】
・世界観:普段の発信内容や、普段使っているものの価格帯・こだわりと合っているか
・フォロワーのニーズ:自分のフォロワーが求めている情報か
・信頼リスク:紹介することで、フォロワーからの信頼を損なわないか
※とくに、フィード投稿や動画などの長期的に残るものは慎重に判断される
インフルエンサーが自身のアカウントの世界観やフォロワーのニーズに合っていると感じる依頼は受けてもらいやすく、ファンになれば自発的に紹介してくれることも。過去には、あるインフルエンサーがプロモーション対象のパックの新作を自発的に購入し、紹介してくれたケースもあります。
③投稿にかかる工数が見合うか
インフルエンサー自身も「案件として引き受けるからにはしっかりと紹介したい」と思うからこそ、工数や負荷との兼ね合いの他にも、自分のブランディングに合わないもの、ファンに喜ばれるかわからないものなどは断ることも。
たとえば…
・訴求内容・表現の自由度が低い:「言わされている感」のあるテンプレ的な指定や、普段のトーンと合わない表現の指定は負荷が大きく、断られやすい
・撮影・編集の負荷が重い(YouTube等の場合):動画は撮影・編集に時間がかかるため、判断がシビアになりやすい
依頼時には、なるべくインフルエンサーがスムーズに投稿しやすいように、準備段階からサポートすることが重要です。
そこでナハトでは、インフルエンサーの負荷を減らすために次のようなサポートに取り組んでいます。
・インフルエンサー自身の普段の投稿に合わせたトンマナで投稿の構成案を送る
→動画台本やクリエイティブをつくりやすくなる
・動画の案件依頼は前もって打診する
→撮影も含めて、余裕をもって準備できる
インフルエンサーが仕事をしやすいようにお手伝いし、「この案件を受け続けたい」と思ってもらえるようなコミュニケーションを行っています。
──インフルエンサーエージェントが築く長期の信頼関係
依頼を受けてもらえるかは、案件そのものの特徴だけでなく、窓口となる人との関係性にも大きく左右されます。日頃から自分を理解してくれている相手からの依頼は、快く引き受けやすいものです。
ナハトには、インフルエンサーとの窓口を担当する「インフルエンサーエージェント」がいます。クライアントとインフルエンサーの間に立ち、依頼や条件の調整をするのが役割です。
・インフルエンサーと日頃からコミュニケーションをとり、プロモーション依頼があれば早めに打診する
→限られた投稿枠を早めに確保できる
・クライアントとインフルエンサー双方の話を聞き、条件を調整する
→条件が合わないときに、「代わりにこの日なら投稿できるか」などのように代案を出せる
・ときには、クライアントの要望を実現できるように踏み込んだ交渉をする
→「この投稿内容ではコンバージョンが取れない」と率直に伝え、内容や見せ方の交渉をする
インフルエンサーの事情を深く理解し、日ごろから密なコミュニケーションをとる。この積み重ねがあるからこそ、キャンペーン中や商戦期など「この日こそ」という枠を押さえ、効果的なプロモーションを実現しやすくなっています。
──積み重ねた信頼関係が、いざというときの成果につながる
インフルエンサーマーケティングの成否は、限られた投稿枠を優先的に押さえられるかによって大きく左右されます。そのために欠かせないのが、インフルエンサー側の事情を把握し、インフルエンサーが引き受けやすいかたちで、投稿を依頼すること。
報酬・ブランド・工数の3つの条件がそろって、初めて「受けたい」と思ってもらえるのです。
必要なときにインフルエンサーの協力を得られる関係は、一朝一夕には築けません。案件が発生したときだけ声をかける関係と、日頃からやりとりを重ねている関係とでは、同じ依頼をしても返ってくる答えが変わります。
ナハトは、約200名のインフルエンサーエージェントが打診から投稿管理までを担い、インフルエンサーと直接やりとりしています。だからこそ、クライアントの意図をそのままインフルエンサーに伝え、重要なタイミングで投稿枠を確保しやすい体制と信頼関係を築いています。
インフルエンサーマーケティングで成果を出したい企業様は、ぜひ一度ナハトにご相談ください。
- まとめ
- インフルエンサーマーケティングの成否は、限られた「投稿枠」を優先的に押さえられるにかかっています。インフルエンサーに案件を選んでもらうには「報酬」「ブランド」「工数」の配慮が不可欠であり、これらを叶えるには日頃の信頼関係が重要です。
ナハトでは約200名の専属エージェントが直接やりとりを重ね、インフルエンサーとの強固なリレーションを構築。商戦期やキャンペーンなどの重要なタイミングでも確実に投稿枠を確保し、成果を最大化するプロモーションを実現します。
【インフルエンサーマーケティングでこんな課題はありませんか?】
・投稿を依頼しても断られてしまう・時期が合わない
・インフルエンサーへの適切なアプローチや条件調整がわからない
ナハトは専属エージェントが打診から投稿管理・効果検証まで一気通貫で支援します。まずはお気軽にご相談ください!
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