内製化の課題|インフルエンサーマーケティングを自社で実施するには
多くの企業が注目し、実施に踏み出しているインフルエンサーマーケティング。中には外部業者を頼るのではなく、内製化で進めようと考え始めている企業も存在します。
そこで当記事では、
- 「内製化に必要なことは?」
- 「内製化で進めるメリットとは?」
- 「そもそも自社だけで進められるのか?」
といった、内製化に関わる悩みを解決していきます。
ぜひ、以下で解説する内容を踏まえたうえで、内製化すべきか判断してみてください。
関連記事: インフルエンサーマーケティングとは?特徴や実施方法まで徹底解説!
01インフルエンサーマーケティングを内製化して進める方法
広告の業界には様々な代理店が存在しますが、代理店を利用するとどうしても費用が掛かってしまい、内製化したいと考える企業も多いです。
その中でも、インフルエンサーマーケティングを内製化で進めていこうとするにはどのようにしていけばいいのか、具体的な解説をいたします。
マーケティングを行う目的を明確にする
インフルエンサーマーケティングを成功させるにはまず、インフルエンサーマーケティングを実施する目的を絞ることが大切です。
- ●代表的な目的
- ・商品販売促進
- ・認知拡大
- ・企業イメージの向上
商品の購買促進が目的であれば、商品の魅力をしっかりと伝えられるかが重要になりますので、その商品のターゲットや、ジャンルとの相性がいいインフルエンサーを選ぶといいでしょう。
また、活動を広く知ってもらうという認知拡大が目的の場合、フォロワーが多いメガインフルエンサーの起用が必要です。
企業全体のイメージの向上が目的ならば、企業のイメージとの相性がよく、過去に炎上などのトラブルを起こしていないインフルエンサーの起用がかなり重要となります。
このように、目的によって最適なインフルエンサーの種類や特徴が異なるので、明確にしておかないといけません。
目的達成に適したインフルエンサーを選定する
インフルエンサーマーケティングの目的が決まればそれに適したインフルエンサーを選定していくことになりますが、内製化を行う場合この段階から難易度が高くなります。
インフルエンサーを選定していく上で最も重要なことは、自社の商品・サービスのターゲット層をフォロワーに多く抱えているインフルエンサーかどうかです。 どんなに人気のインフルエンサーでも、フォロワーが自社商品に興味を持ちづらいユーザー層だった場合、訴求がうまくいかなくなってしまいます。
また、過去の投稿を確認して炎上の危険が無いかどうかを確認することも大切です。あらかじめ定めた目的を前提に、成果達成が見込むことができるインフルエンサーを選定しましょう。
関連記事: 施策が成功するインフルエンサーの選び方は?選定基準・起用方法も解説
インフルエンサーを柔軟に管理する
インフルエンサーは強い影響力を持った人ですが、マーケティングそのものが得意な人であるとは限りません。 あらかじめ投稿に関するNGなどのルールを設定し、ステマや炎上する事態にならないよう注意しましょう。
しかし、あまりにも企業からの意向を伝えすぎてしまうと、インフルエンサーマーケティングの長所である自然な訴求ができません。 最低限の要件を伝え、あくまでも投稿の内容はインフルエンサーにお任せすることで、柔軟にインフルエンサーを管理しましょう。
内製化で行うとこの点で中立の立場に立ちにくくなることはありますが、インフルエンサーを縛りすぎず、適切に関わっていくことが成功に繋がると言えます。
マーケティングの効果測定を行う
インフルエンサーマーケティングを始めてしばらくすると効果の測定が必要になります。 インフルエンサーマーケティングはSNS上で行われるものが多いので効果測定がしやすいのがメリット。 即時に効果が現れるものばかりではないので、効果の測定を繰り返していくことでより効果が上がってきます。
特に内製化する場合、次の施策に繋げていけるように知見を自社に蓄積することが重要です。 効果測定により改善点を洗い出し、マーケティングのノウハウを身に付けていきましょう。
関連記事: インフルエンサーマーケティングの効果測定|KPIの設定方法も解説
PDCAを継続的に回し続ける
業務を行う上でPDCAサイクル回してくことは大切ですが、インフルエンサーマーケティングも同じく常に行っていく必要があります。
内製化の場合、特に企業内で人材を育てる必要があるので、このPDCAを繰り返すことによって内製化して効果を出すめの知見や人材が整っていきます。 前述した効果測定に併せて、測定した結果を次に繋げていくことを習慣化していきましょう。
02インフルエンサーマーケティングを内製化した際の特徴
インフルエンサーマーケティングを内製化実施するメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。 内製化を進めていく場合にはメリットを確認することも大切ですが、デメリットを自社内でケアできるかを確認していくことも大切です。
メリット
- コストが抑えられる
- 柔軟にプランを修正することができる
- ノウハウが蓄積され、担当者の育成にもつながる
- インフルエンサーとの長期的な繋がりを持つこともできる
内製化は、コストを抑えながら柔軟にインフルエンサーマーケティングを行いたい企業には適していると言えます。
デメリット
- 自社への業務負担が大きい
- 専門的な知識を得る時間が必要となり人材の育成が必要
- 成功には様々なノウハウが必要になる
このように、内製化していくには自社で進めていくだけのリソースと時間、そしてノウハウが必要になることが分かります。
特に自社でインフルエンサーマーケティングを実施したことがない、自社で進めるための人員や時間が不足している企業とっては難易度が高いと言えます。。
03インフルエンサーマーケティングを外注した際の特徴
メリット・デメリットを検証した結果、インフルエンサーの内製化をしていくことが難しいと判断した場合、代理店に依頼をしていくことを検討することになるかと思います。 では代理店に依頼をすると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット
- 自社にかかる業務負担が少ない
- 専門的な知識を元にしたマーケティングが行える
- 目的達成に最適な施策を進められる
- 幅広いインフルエンサーから選定することができる
このように、確かな実績を持つ代理店に依頼できれば、ノウハウがない企業が内製化して試行錯誤しながら行うよりもより早く言い結果を出せるでしょう。 リスクの管理や、万が一トラブルが起きた時でも安心して任せることができます。
デメリット
- ディレクションの費用が掛かるためコストが高くなる
- 依頼企業にノウハウが蓄積しにくい。
- 信頼できる代理店を選ぶ必要がある
代理店にインフルエンサーマーケティングを任せれば、もちろんその分のコストがかかってしまいます。 また、代理店選びに失敗すれば費用に見合う結果を得られない可能性があるので、注意が必要です。
関連記事: インフルエンサーマーケティング代理店の種類|特徴と選び方も紹介
04インフルエンサーマーケティングは内製と外注、どちらがおすすめ?
自社でインフルエンサーマーケティングを行う際に内製化がいいのか、代理店への外注がいいのか、企業の状況に合わせておすすめの進め方を紹介します。
内製化がおすすめの企業
- ・今後自社でインフルエンサーマーケティングを行いたい
- ・人材や時間を十分に確保できる
- ・全てと言わなくても幾分かノウハウがある
内製化できれば外注費用の支払いが必要ないので、比較的リーズナブルにインフルエンサーマーケティングを行うことが可能。 必要な知識、技術、人材がそろっていればマーケティング効果の面での心配もいらないでしょう。
外注がおすすめの企業
- インフルエンサーマーケティングを自力で行うための時間確保が難しい
- ノウハウがなく、人材の育成に時間とコストをかけられない
インフルエンサーマーケティングを効果的に実施するためには専門的な知識が必要です。実際に内製化できる企業は多くないため、インフルエンサーマーケティングは外注することが主流となっています。 代理店を利用する費用は必要になりますが、インフルエンサーマーケティングは高い費用対効果を期待することができるため、外注して実施する企業が多いのが現状です。
05インフルエンサーマーケティングで代理店を活用する際に確認すべきポイント
内製化するためにマーケティングのノウハウを学びたいと考えた場合や、内製化が難しいと考えた企業は広告代理店を利用することが多いです。
しかしどの代理店でもいいわけではなく、リスクを回避して成果を上げるためには確認すべきポイントがあります。 以下では3つのポイントを解説いたします。
実績のある代理店か
インフルエンサーマーケティングを専門とする代理店も多くあり、サービスや費用、得意とする分野も様々です。 自社ブランドのジャンルを得意としているか、高い実績を持っているかは代理店を選ぶ重要なポイントです。
事例を多く持っている代理店であれば、ノウハウを活かして多くの提案ができると同時に、自社の企画自体へのアドバイスも的確になります。
サポート内容は適切か
インフルエンサーマーケティング代理店の一般的なサポート内容には、インフルエンサーとのやり取り、投稿・撮影管理、効果測定、ステルスマーケティング防止などのリスク管理がありますが、 安心してマーケティングを任せられる代理店を選ぶことがポイントです。
各代理店がどの業務をどこまで行ってくれるのか、事前の調査やヒアリングを通して把握しておきましょう
代理店が得意とするSNSは何か
自社商品のターゲット層、商品のジャンルによってどのSNSでマーケティングを行うべきかが変わってきます。代理店によって対応できるSNSが異なるため、自社のニーズを満たせる代理店を選ぶ必要があります。
商品・サービスにマッチしたSNSが得意な代理店を選ぶことで、インフルエンサーマーケティングの効果を高めることができるので、事前のリサーチはしっかり行いましょう。
- まとめ
- インフルエンサーマーケティングを内製化するということはできないことではありませんが、成果を上げていくことを考えていけば、長期もしくは短期間でも代理店に外注していくがおすすめです。
- そうしてインフルエンサーマーケティングの知見が身に付いたならば、マッチングプラットフォームやその他のツールを使いつつ徐々に内製化していくことも可能です。
- ただし、内製化は自社にかかる業務負担が大きくなりますので、自社の状況に併せて適切な施策を選択することが重要です。
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