2026年9月16日(水)株式会社宣伝会議が主催する「アドタイ・フォーラム」が開催されました。
AIが広告クリエイティブを瞬時に生成できるようになった今、「インフルエンサーを起用し、認知は広がるが売上につながらない」「インフルエンサー施策が単発で終わり、効果が見えない」という悩みを抱えるマーケターやブランド担当者は少なくありません。
本セッションでは、株式会社ナハトの取締役・渡辺 智裕が登壇。2025年に累計100万本、年間売上18億円を突破したヘアケアブランド『Cleo’s Beauté(クレオズボーテ)』の全SNS横断戦略を解き明かし、「認知で終わらせず、売上まで一気通貫でつなげるSNSマーケティング」の真髄を語りました。
セッション内容
1.「広告代行」ではなく「事業創造マーケティング」というアプローチ
ナハトは単なる広告代理店にとどまらず、自社でプロダクトを開発・販売し事業を拡大させる「事業創造マーケティング」を掲げています。
単なる「広告代行」だけに止まらず、『本当に事業が成長する実践的な勝ち筋』をリアルなデータとして蓄積しています。2025年に年間売上18億円、累計100万本を突破したヘアケアブランド「Cleo’s Beauté」の事例をもとに、SNSマーケティングはどこまで事業を伸ばせるのか、これからのSNSマーケティングの展望を語りました。
2. SNSを起点にした「立体的な拡散設計」
近年の調査(※1)によると、20代〜40代の購買行動は、SNS(YouTube, Instagram, X, TikTok)を起点にするケースが急増しています。SNSは単なる認知メディアではなく、検索と購買決定までの流入経路となっています。
各SNSで役割や訴求アプローチが異なるため、単に成果の有無だけで選別せず、「どの媒体で」「どういうインフルエンサーを選び」「どのようなクリエイティブで伝えるか」を軸に分類し、運用コストや検証スピードも考慮して投資先を緻密に選定することが不可欠です。
3.広告投資の9割をInstagramへ。『憧れ×親近感』を生むインフルエンサー活用
Cleo’s Beautéは、髪質の変化を感じ始める30代後半から40代をターゲットにした、若々しさと自己肯定感を高められるヘアケアブランドです。市場の立ち位置としては、ドラッグストアや量販品、サロン専売品でもない『自宅でサロン品質を味わえるプレミアムEC領域(ボトルセット税込8,800円前後)』として、年間売上18億円、累計100万本を突破いたしました。日本初処方(※2)の高いダメージ補修機能と、100%天然精油を用いた『香水発想の香り』など、成分や処方に徹底的にこだわり、機能で選ばれ、香りで記憶される商品です。
ナハトでは、この商品の広告投資の約9割をInstagramのインフルエンサー施策に集中投入しました。
その理由は、ターゲット女性の滞在率が高く、「リール(発見)→フィード(理解・比較)→ストーリーズ(直接購買)」という一連の導線が最もスムーズに完結するためです。
年間で約600名のインスタグラマー・クリエイターを起用し、投稿の役割を分けて誰にどの購買理由を担わせるかを「美容・ファッション」「愛用型」「実感共有型」「実証提示型」「生活憧れ型」といった5つの役割に分類しました。
しかし、大量のインフルエンサーをキャスティングしただけでは、「認知」は取れても、「売上」には直結しません。成果を出すインフルエンサーの共通点は『憧れ×親近感』です。圧倒的な憧れや、洗練された世界観を持ちつつ、日常に寄り添った本音の発信ができるクリエイターほど、強い購買意欲を生み出すことができます。
4.「売れる理由」を更新し続ける高速PDCA
インフルエンサー施策を成功させるもう一つの鍵は、データベース化と高速なPDCAです。ナハトでは、インフルエンサーごとの成果ランキング(クリック数・CV数・CVR等)をデータベース化し、可視化できる体制を構築しています。成果の高いインフルエンサーに絞り込むとともに、投稿・LP・キャンペーンまで一体で再設計することで、勝ち筋の精度を高めました。
さらに、月20回規模のヒートマップ・LP分析を実施し、反応の良かった表現を広告運用へ横展開し、「売れる理由」を絶えずアップデートし続けています。
5.多角的な立体展開と指名検索・CPA改善
山田優さんとのコラボレーションをはじめ、メディア発表会、100名規模のインフルエンサーによる同時投稿、タクシー広告などを立体的に連動。SNSで確立した世界観をイベントや多角的なメディアへ一気に拡大したことで、指名検索数が急増し、ダイレクト広告のCPA改善(獲得単価削減)という確実な成果へ繋がりました。
6.Cleo’s Beautéの成長を支えたナハト独自の「専任エージェント」
Cleo’s Beautéの急成長を裏で支えたのは、インフルエンサーと直接折衝・共創を行う「専任エージェント組織」の存在です。
クライアントとインフルエンサーの間に他社を挟まない一気通貫体制により、コミュニケーションロスや目標数値のブレを防止。単なるキャスティングにとどまらず、商品体験に基づいた本音を引き出しながら企画・構成・台本・見せ方をともに創り上げています。
一般的な営業中心の体制とは異なり、エージェント組織へ潤沢なリソースを投下することで、2,500社を超えるプロジェクトで高い成果を出し続けています。
7.SNSインフルエンサーマーケティングの展望
インフルエンサーを単なる『フォロワー数』や『広告枠』として捉える時代は終わりました。ブランドの世界観に共感し、自身の体験と言葉で価値を語ってくれる『成果を共に創るパートナー』として捉え直すことこそが事業成長の基盤になります。
AIによってクリエイティブの生成が高速化・量産できる時代だからこそ、最終的に『人の心を動かす』のは人の言葉や文脈、信頼関係です。ナハトは「人が人を動かす理由」をデータ化し、認知から購買・売上まで直結させるマーケティングにコミットしています。今後も、単なる販促にとどまらず、商品開発から成長戦略までを一体で推し進める「事業創造マーケティング」を目指し、インフルエンサーやクライアント様とともに、次の時代を担う持続可能な事業を創り出していきます。
(※1)株式会社TaTap「Z世代のSNS購買行動調査(TaTap SNS調査 第2回)」(2026年8月)/全国15〜29歳363名
(※2)日本初処方:ケラチン5種とペプチド1種の特定の6つの組み合わせにおいて。2026年4月期日本初であることの証明・検証調査、調査機関:日本マーケティングリサーチ機構、調査期間:2026年3月25日~2026年4月3日、備考:2026年4月時点/効果効能等や優位性を保証するものではございません。ー
登壇者プロフィール
株式会社ナハト 取締役
渡辺 智裕
1996年、福島県生まれ。仏の3星レストランでの修行を経て、2018年に株式会社ナハトの創業メンバーとしてジョイン。23歳でインフルエンサーマーケティング事業を統括し、100名規模の組織へ成長させる。現在は取締役として、新規事業や自社ブランド開発など多角的に指揮。「事業創造マーケティング」を掲げ、業種を問わずあらゆる事業を創り、伸ばし続けるプロフェッショナル集団の構築を目指している。
株式会社ナハト について
ナハトは、ミッションに「ドラマを起こせ。」を掲げ、マーケティングを武器に事業成長を実現する、事業創造マーケティング企業です。広告やSNS支援にとどまらず、D2C、店舗運営、二次流通、コンサルティングなど、領域を超えて自ら事業を作り伸ばしてきた実践知をもとに、認知・獲得にとどまらず、戦略やプロダクトにまで踏み込み、非連続な成長へと導きます。すべては、仲間と勝ち続けるために。2040年、3000人、2000億の企業体を目指します。詳しくは、公式サイト(https://nahato.co.jp/)をご覧ください。
【会社概要(URL:https://nahato.co.jp/)】
・所在地:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティウエスト 15F
・代表者:安達 友基
・創 業:2018年7月
・事業内容:マーケティング事業、D2C事業、クリエイティブ事業、人材育成事業 等
【本リリースに関するお問合せ先】
・ナハト広報担当
・E-mail:pr@nahato.co.jp