Instagramマーケティングとは?ほかのSNSとの違いやメリットを解説
年齢・性別問わず多くの方が利用しているSNS。
さまざまなSNSが発達し浸透するとともに、マーケティングでも広く活用されるようになりました。
なかでもInstagramマーケティングは視覚的にアピールしやすく、相性のよいジャンルは多岐にわたります。
今回は、そのほかのSNSマーケティングとの違いや、メリット・デメリット、相性のよい企業について解説します。
活用事例も参考にしてください。01Instagramマーケティングとは
Instagramマーケティングは、Instagramを活用して、自社ターゲットに商品・サービスをアプローチするマーケティング手法です。
Instagramを使用している比較的若い世代、かつ女性をターゲットとする企業の認知拡大やブランディング、売上促進などに効果が期待できます。
ほかのSNSに比べて、視覚的なアプローチがしやすいことが特徴。
また、画像の加工機能が充実していることから、ハイクオリティな画像を用いたPR・ブランディングができることも、Instagramならではの強みです。
なお、Instagramを用いたインフルエンサーマーケティングの効果については、こちらの記事で解説しています。
併せてご確認ください。
関連コラム:
『インスタグラムとインフルエンサーマーケティング|気になる効果は?』
02ほかのSNSマーケティングとの違い
SNSマーケティングは、Instagram以外のSNSを用いても行われています。
ここでは、そのほかのSNSマーケティングとの違いを解説します。
Instagramマーケティング
Instagramは、画像や動画をメインとするSNS。
キレイで”映える”画像や動画によってブランドの世界観を訴求できることが特徴です。
メインユーザーは20代~30代の女性が多いイメージですが、最近では男性のユーザーも多く、世代も幅広くなっています。
とくに「インスタグラマー」と呼ばれるインフルエンサーの存在が大きく、インフルエンサーを起用して自社製品・サービスのPRを行う企業が多いことも特徴です。
Facebookは、世界で最もユーザー数が多いSNSです。
実名登録であることが最大の特徴で、居住地や学歴、仕事、ライフステージなどのプライベートな情報が公開されています。
そのため、ターゲティング精度の高いマーケティングが可能で、「Facebookページ」をホームページのように利用している企業も多くなっています。
比較的年齢層が高いユーザーに届きやすく、海外向けのマーケティングにも最適です。
なお、Facebookマーケティングについて、詳しくはこちらをご覧ください。
関連コラム:
『Facebookマーケティングとは?メリットや始め方・利用法を解説!』
Twitterは、テキストベースのショートメッセージによるコミュニケーションツール。
ユーザーとの距離間が近く、自社のファン化につなげやすいことが特徴です。
また、リアルタイムな情報発信が強みなので、イベントの告知等にも活用可能。
「リツイート」というシェア機能があり、拡散効果が高いこともTwitterならではで、”バズる”ことで自社の認知や販売効果が期待できます。
YouTube
YouTubeは、世界で最もメジャーな動画配信プラットフォーム。
国内でも、幅広い年齢層のユーザーが利用しています。
YouTubeで活躍するインフルエンサーである「ユーチューバー」が発信する内容は、エンタメから専門的知識まで多岐にわたります。
タイアップによって、ユーチューバーに自社商品・サービスをPRしてもらうケースが多くなっています。
TikTok
TikTokは、ショート動画と音楽にのせて配信できるSNSです。
誰でも簡単にBGMをつけたり、動画を編集したりできるので、動画制作のノウハウを有していない場合でも取り組みやすいSNSといえます。
とくに10代の若い世代のユーザーが多いため、いわゆる”Z世代”とされる10代~20代をターゲットとする企業との相性がよいと考えられます。
03Instagramマーケティングが向いている企業の特徴
ビジュアルでターゲットに訴求しやすいInstagramは、以下のような企業との相性がよいと考えられます。
写真映えする商品・サービスを取り扱っている企業
写真や動画の投稿がメインのSNSであることから、写真映えしやすい商品・サービスを取り扱っている企業との相性がよいと考えられます。
たとえば、食品やアパレル、美容関係などはとくに訴求しやすいジャンル。
視覚的なアピールがしやすい企業は、Instagramの活用が有効です。
BtoC企業
相性のよいジャンルから考えると、Instagramマーケティングは、BtoC企業に適した手法。
より効果を発揮するには、ユーザーとの積極的なコミュニケーションを意識することがポイントです。
10~30代女性がターゲットの企業
Instagramのメインユーザーである、比較的若い女性が自社ターゲットとマッチしている企業に有効といえます。
Instagramに限ったことではありませんが、まずは自社ターゲットを明確にすることが大切です。
04Instagramマーケティングのメリット
Instagramマーケティングでは、以下の効果が期待できます。
視覚的なアプローチができる
Instagramでは写真や動画を活かした投稿が中心なので、商品・サービスの魅力を視覚的に伝ピールしやすいです。
テキストだけでなく、写真や動画を取り入れたクリエイティブな投稿を行うことで、ユーザーが得られる情報量が増えます。
また、ブランディングやファン化につなげられることも、Instagramマーケティングの強みです。
アプローチの手法が豊富
マーケティングに使えるInstagramの機能として、フィードやストーリーズ、リール(Reels)、IGTV、インスタライブが挙げられます。
これらを活用して、通常投稿するほか、広告運用やアンケート収集によるコミュニケーション、キャンペーン施策、インフルエンサー施策などが行えます。
このようにアプローチの手法が豊富であることも、Instagramマーケティングのメリットです。
ECサイトにつなげられる
Instagramマーケティングでは、ECサイトなどオンラインでの購買を促せます。
Instagramのアプリから直接商品を購入できたり、投稿画面から商品ページに飛べたりといった方法があります。
また、自社認知やファン化を図りながらオフラインキャンペーンを取り入れることで、実店舗での購買を促すことも可能です。
05Instagramマーケティングのデメリット
Instagramマーケティングには、以下のデメリットもあります。
拡散効果が低い
Instagramは、拡散効果が高くないことがデメリットとしてあります。
とくにTwitterと比べると拡散されにくいため、自社の認知を高めるには、投稿内容に工夫するなどして、競合との差別化を図ることが重要です。
BtoB企業には向いていない
ジャンルや業種によって、Instagramとの相性の良し悪しがあります。
ITや金融、コンサルなど、自社の魅力が視覚的にアピールしづらい企業は、Instagramとの相性がよいとはいえません。
ターゲットが一般ユーザーでないことからも、BtoB企業はInstagramマーケティングに適していないと考えられます。
06Instagramマーケティングの手法
マーケティング手法が豊富なことが、Instagramマーケティングのメリットのひとつです。
ここでは、具体的な4つの手法を紹介します。
①Instagram広告
最もわかりやすい広告手法として、Instagram広告が挙げられます。
出稿場所は、フィード・ストーリーズ・発見タブ・リールがあります。
ターゲティングしやすく、多くのユーザーにリーチできることが特徴です。
▼Instagram広告の種類- 写真広告
- 動画広告
- ストーリーズ広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- 発見タブ広告
②ストーリーズのアンケート機能
ストーリーズのアンケート機能では、2択のアンケートが行えます。
アンケート結果をマーケティングに活用できるだけでなく、ユーザーとのコミュニケーションを図るのに有効です。
▼アンケートの活用方法- 「どちらが魅力的?」というアンケートの結果を、ファンの意見として取り入れる
- 「動画を見てくれた?」などの投稿をして、プロモーションのリマインドに活用する
③キャンペーンの実施
Instagram上でキャンペーンを実施することも、ひとつの方法です。
フォロワーの獲得や、来店を促す効果が期待できます。
▼キャンペーンの実施方法- ユーザーに、テーマに沿った自社商品の写真を撮ってもらい、指定したハッシュタグをつけて投稿してもらう
- 「フォロー」と「いいね」を参加条件にして、来店特典をつける
④インフルエンサーマーケティング
Instagramで活発に行われているのが、インフルエンサーマーケティングです。
自社との相性がよく、フォロワーが多いインフルエンサーにPRを依頼することで、短期間でも多くのユーザーからの認知獲得効果が期待できます。
ただし、インフルエンサーの選定から投稿、効果測定までを自社で行うことは困難なケースも少なくありません。
その場合には、インフルエンサーマーケティングの専門会社に依頼することも有効です。
07Instagramマーケティングの成功事例
ここでは、Instagramマーケティングの成功事例を3つ取り上げます。
DAISO(ダイソー)
100円ショップの「DAISO(ダイソー)」の公式アカウントは、181.2万人(※2023年7月時点)のフォロワー数がいます。
ダイソーでは、新商品の紹介と、オリジナルキャンペーンに関する投稿が中心です。
新商品の発売ごとに商品紹介が行われており、ユーザー参加型のキャンペーンを積極的に行っています。
商品に関する最新情報がチェックできたり、お得なキャンペーンに参加できたりと、有益な情報が得られることが、ダイソーのアカウントの特徴です。
GRL(グレイル)
女性向け洋服通販サイトである「GRL(グレイル)」には、132.7万人(※2023年7月時点)のフォロワーがいます。
インスタグラマーや芸能人などのインフルエンサーを積極的に起用していることが特徴です。
UGC(ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツ)を取り入れて、ユーザーの購買意欲を高めていることも特徴として挙げられます。
また、ショッピング機能により、商品ページへの移動を促しています。
Kurashiru(クラシル)
料理レシピサイト「Kurashiru(クラシル)」のフォロワー数は約434.2万人(2023年7月現在)と、注目度の高いアカウントです。
管理栄養士監修レシピや、ユーザーのレシピアイデアを毎日発信。
「料理のレパートリーを増やしたい」「献立を考えるのが面倒」といったユーザーの悩みを解決するコンテンツとなっています。
レシピ動画アプリ のDL数が2019年に国内No.1になるほどの人気を集めています。
- まとめ
- Instagramマーケティングは、ほかのSNSマーケティングと比較して、視覚的なアピールがしやすく、認知拡大やブランディング、ファン化を図るのに有効な手法です。
- アプローチの手法が豊富で、購買行動につなげやすいなどのメリットもあります。
- 写真映えしやすい商品・サービスを取り扱っている企業やBtoC企業、若い女性をターゲットとする企業に適したマーケティング手法です。
- これらの条件に当てはまる企業においては、Instagramマーケティングをぜひ取り入れてみてください。
- 今回紹介した事例を含め、さまざまな企業での施策を参考にすると、成功に繋げられるでしょう。
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