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フォロワー単価とは?インフルエンサーにPRを依頼する報酬の決め方

インフルエンサーマーケティングは従来の企業発信型の広告よりも圧倒的な訴求力があり、施策として採用する企業も増えています。 その拡散力も相まって注目を集めているインフルエンサーマーケティングですが、インフルエンサーを起用するにあたり費用感が見えにくい印象もあるのではないでしょうか。

そこで当記事では、

  • 「インフルエンサーの報酬はどうやって決める?」
  • 「フォロワー単価って何?」


といった、インフルエンサーの報酬について徹底的に解説いたします。


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01インフルエンサーのフォロワー単価とは?相場はどれくらい?

マーケティングにかかるコスト

従来のような企業から直接発信された広告で商材をPRする方法と比較して、インフルエンサーマーケティングはコストパフォーマンスがよく、費用を抑えられるというメリットがあります。 その費用を決定するカギとなるのが「フォロワー単価」といわれるものです。

フォロワー単価とは、インフルエンサーのフォロワー1人当たりに設定された金額のことで、依頼側の企業が単価を定めてインフルエンサーとなる人と契約をします。

フォロワー単価の相場は1~3円といわれており、インフルエンサーの報酬は、「フォロワー数」×「フォロワー単価」で算出されます。 ただし、芸能人や事務所に所属するインフルエンサーなど、多くのユーザーに対して強い影響力を持った人たちに依頼する場合は単価も高くなります。 フォロワー数が100万人を超えるメガインフルエンサーと呼ばれる人たちの場合、単価が5円以上になることもあります。 また、Twitter、YouTube、InstagramといったSNSツールによっても単価は変動します。

この他発生する費用には、インフルエンサーに紹介してもらう商品のサンプル品代、配送料などがあります。PRをイベント会場や外部で行う場合には、交通費や宿泊費を負担することにもなります。


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インフルエンサーにPRを依頼する費用の例

インフルエンサーにPRを依頼したいとき、費用はどのように計算されるのでしょうか。いくつかの例を挙げてみます。

  • ●インスタグラマー(Instagramフォロワー数10万人)に依頼した場合
  • 3円(フォロワー単価)×10(万人)=30万円

  • ●有名芸能人(Instagramフォロワー数60万人)に依頼した場合
  • 3.5円(フォロワー単価)×60(万人)=210万円

  • ●一般YouTuber(YouTube登録者数10万人)3人を起用した場合
  • 2円(フォロワー単価)×10(万人)×3(人)=60万円


芸能人やスポーツ選手、人気ユーチューバーなど、影響力のある人に定められる単価は割高になるため1回の依頼でもかなりの額になります。 事務所所属の人気YouTuberなどを起用する場合、1案件につき数百万〜数千万円の費用が発生することもありますが、それだけ大きな効果を期待することができます。

02フォロワー単価以外にインフルエンサーの報酬を決める方法は?

インフルエンサーとの交渉

インフルエンサーの報酬は、一般的に「フォロワー単価」により計算されていることは前述のとおりですが、 単純なフォロワー数だけではインフルエンサーマーケティングの成果を想定できず、報酬に見合う結果が伴わない場合もあります。

ここではフォロワー単価を使用せずにインフルエンサーの報酬を決める方法について解説していきます。

成果報酬型

成果報酬とは、インフルエンサーがPRを行ったことで得られた成果によって報酬が決定することです。 その成果の指標には、「いいね」「商品購入数」「クリック数」「再生回数」などがあり、指標に対して成果が出た分がインフルエンサーの報酬となります。成果が出るほど支払額も多くなる仕組みです。

成果報酬型では、基本的に指標に対しての単価を依頼者となる企業が定め、「指標の単価」×「回数」で報酬が決まりますが、 中には利益に対する比率や売上目標達成度をからめて報酬を決定する企業も存在します。また、成果の定義もさまざまで、アプリのダウンロード数、会員登録数まで指標に定める場合もあります。

成果報酬型は、インフルエンサーのフォロワー数が伸び悩み、結果としてよい効果が得られず余分な費用のみかかってしまうという無駄を避けるためにも有効的な方法といえるかもしれません。 インフルエンサー自身も成果を出せば自分の報酬に直結することから、モチベーションの向上にもつながります

しかしデメリットとして、インフルエンサーが報酬を高くしようとするあまり自然なPRが行えず、ユーザーに不信感を抱かせてしまう可能性があります。 インフルエンサーマーケティングの強みである自然な訴求力を生かすためには、企業とインフルエンサーで事前に丁寧な擦り合わせを行っておきましょう。


関連記事: インフルエンサーマーケティングを成果報酬型で依頼するメリットは?

03インフルエンサーの報酬以外に費用がかかる主な4つのポイント

費用の計算

インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーの報酬以外にも費用が発生するポイントがいくつかあります。 想定外の費用により予算不足になってしまわないよう、施策を実施する前にあらかじめ把握しておきましょう。

商品ギフティング

インフルエンサーマーケティングで主流な施策として、商品ギフティングがあります。商品ギフティングとは、 インフルエンサーにPRして欲しい商品を送付し、SNS等に使用感やレビュー投稿してもらう施策を指します。

この商品代、発送費などは依頼主の企業が負担します。

交通費・宿泊費

インフルエンサーを観光地招いたりイベントへの出演を依頼する施策を実施する場合は、インフルエンサーの交通費や宿泊費は依頼した企業が負担します。

また、インフルエンサーが撮影のためのチームを抱えている場合などは、そのメンバー全員の交通費・宿泊費も負担することもあるので、事前の打ち合わせで確認を取りましょう。

ディレクション費用

インフルエンサーの選定からPR実施後の効果測定まで、インフルエンサーマーケティングを一貫して代理店に依頼する場合には、インフルエンサーへの報酬とは別にディレクション費用が必要になります。

ディレクションを依頼することで、どんな企業でも代理店が持つノウハウを活かしたマーケティングが可能ですが、工数や専門知識の活用のために費用が発生するということです。

プラットフォームの利用

インフルエンサーマーケティングを導入するにあたって、企業とインフルエンサーをつなぐプラットフォームを活用する方法もあります。プラットフォームを利用すると利用料が発生します。

プラットフォームの利用にあたってかかる費用は提供元の企業により異なりますが、インフルエンサーに支払う報酬額の10〜30%が相場といわれています。

また、プラットフォームを利用した場合、ディレクション、広告デザイン、分析などは自社で行う必要があります。そのため、自社にインフルエンサーマーケティングに関するノウハウがない場合、 ベストなキャスティングができたとしてもインフルエンサーの実力を活かしきれず、期待する効果を得られないこともあるため注意が必要です。


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04インフルエンサーにPRを依頼する3つの方法

喜ぶインフルエンサー

実際にインフルエンサーマーケティングを企業で取り入れることが決定しても、フォロワーの多い有名人に依頼すれば成功する訳ではありません。 フォロワー層が必ずしも自社のターゲットと条件と一致するとは限らないところから、インフルエンサーの選定は非常に難しいといわれています。

ここではインフルエンサーに依頼する主な方法を3つ紹介します。ある程度のノウハウがあれば費用は抑えられますが、それなりの労力と人材が必要です。企業の状況に合わせ、無理のない方法を選択しましょう。

自社で直接依頼する

自社で直接インフルエンサーとなる人に依頼する方法です。この方法は、中間業者を挟まないため、低コストでスピーディーに進めることができます。

ただし、インフルエンサーの選定から、報酬の交渉、ディレクション、投稿の内容の確認作業、効果の分析などをすべて自社で担うことになり、 そのための経験値やノウハウが必要です。さらに手間と時間がかかり、人的な負担も大きくなります。

初めてインフルエンサーマーケティングを実施する企業や、自社で進めるリソースが不足している企業が自社で進めていくことはあまりお勧めできません。

インフルエンサーマッチングプラットフォームを利用する

インフルエンサーマッチングプラットフォームとはインフルエンサーを探すためのツールで、登録されているインフルエンサーのデータを閲覧することで、 希望のインフルエンサーを見つけやすいのがメリットです。

自社でPR商材に合ったインフルエンサーを探そうとすると、それなりの手間と時間が必要になりますが、マッチングプラットフォームの活用で、絞り込みがスムーズになります。

あくまでも自社が主体となってインフルエンサーを選定し依頼することになるため、 PRしたい自社製品やサービスとの親和性、フォロワー層とターゲット層のマッチ度、フォロワー数の規模などから判断し、適切なインフルエンサーを起用するノウハウが求められます。

広告代理店に依頼する

インフルエンサーマーケティングに関してのノウハウがなく、自社で進めるには不安がある場合は、すべてを専門家に任せるという選択肢もあります。

代理店では、インフルエンサーの選定からマーケティングの施策、効果測定まですべてを依頼することが可能です。 プラットフォームと同様、利用には別途費用が発生しますが、 自社への負担が少ないことやノウハウを活かしたマーケティング行えるメリットがあります

代理店によって特徴や費用感は異なりますので、それぞれ比較して自社に適した会社に依頼しましょう。


関連記事: インフルエンサーの依頼方法4選|PRに成功した企業の施策例を解説


まとめ
インフルエンサーへの報酬は主にフォロワー単価によって決定され、その他にも施策内容によっては追加で費用が発生します。 それでも高い費用対効果が期待できるため、現代では注目のマーケティング手法となっているのです
 
コストパフォーマンスをより高いものとするためにも、施策は自社に適した進め方を選び、最適なインフルエンサーを起用しましょう
自社で進める余裕がない場合は、インフルエンサーマーケティングを得意とする会社への相談も検討してはいかがでしょうか。

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