インフルエンサーマーケティング実施の費用は高い?施策成功のコツとは?
現在注目されているマーケティング方法の一つに、インフルエンサーマーケティングがあります。インフルエンサーは消費者から共感を得やすい存在であるため、インフルエンサーのPRによって消費者は購買行動を起こしやすいといわれています。
とはいえ、インフルエンサーマーケティングには費用がかかることが一般的です。そこで、以下ではインフルエンサーマーケティングにおける必要な費用について説明していきます
関連記事: インフルエンサーマーケティングとは?特徴や実施方法まで徹底解説!
01インフルエンサーマーケティングでは何に費用がかかる?
インフルエンサーマーケティングではインフルエンサーの起用や、施策の信仰のために費用が発生します。知り合いのインフルエンサーに依頼し、ディレクションなどを含めた全ての施策を自社で行えば費用はかかりませんが、このような方法が実現できるのはごく限られた場合だけです。
インフルエンサーマーケティングにかかる費用はPRする商品のジャンル、インフルエンサーの影響力、依頼内容によって大きく変わります。まずは、インフルエンサーマーケティングを行うにあたってかかる費用の内訳を説明していきます。
インフルエンサーへの報酬
インフルエンサーに自社の商品やサービスを宣伝してもらうにあたり、報酬を支払う必要があります。報酬額はインフルエンサーのフォロワー数や知名度によって増減します。
InstagramやTwitterといったSNSでのフォロワー数が多く、影響力の強いインフルエンサーであるほど支払う報酬は高額になります。「有名インフルエンサーにPRを依頼したい」「あの人気インフルエンサーに自社の商品をPRしてもらいたい」といった希望がある場合、余裕をもった予算を立てておく必要があるでしょう。
インフルエンサーには報酬に加えて、PRしてもらう商品を提供する必要がありますので、商品代も予算に含めておく必要があります。インフルエンサーにイベントの参加を依頼する場合は交通費を報酬に上乗せして支払います。
ディレクション費用
インフルエンサーの選定やインフルエンサーへの依頼などをインフルエンサーマーケティングの代理店に依頼する場合には、インフルエンサーへの報酬とは別にディレクション費用が必要になります。
インフルエンサーマーケティングの専門会社にディレクションを依頼することで、商品やブランドのイメージに最適なインフルエンサーをキャスティングしてもらえる、最適な施策提案・実行を行ってもらえるなどといった大きなメリットがあります。
たとえば、「中高生向けの商品を宣伝したいけど、10代に人気のインフルエンサーが分からない」といった場合でも、インフルエンサーマーケティング専門会社に依頼することでノウハウを活かした施策の実施が可能になります。
プラットフォーム利用料
インフルエンサーマーケティングを導入するにあたって、企業とインフルエンサーをつなぐプラットフォームを活用する方法もあります。プラットフォームを利用すると利用料が発生します。
プラットフォームの利用にかかる費用は提供元の企業により異なりますが、インフルエンサーに支払う報酬額の10〜30%が相場といわれています。
また、プラットフォームを利用した場合、ディレクション、広告デザイン、分析などは自社で行う必要があります。そのため、自社にインフルエンサーマーケティングに関するノウハウがないとインフルエンサーを活用することが難しく、期待する効果を得られないことも考えられます。
02インフルエンサーマーケティング実施にかかる費用の算出方法について
インフルエンサーを起用する際には報酬を支払う必要があると説明しましたが、実際どのように報酬金額を決定すれば良いのでしょうか。企業やインフルエンサーの様々な要因で費用は変動するため、ここではその一例をご紹介いたします。
Instagramのインフルエンサーを起用する場合
インフルエンサーの報酬は、基本的にフォロワー数や知名度から算出されます。
しかし、活動しているSNSやエンゲージメントの質によってフォロワー単価の相場から外れることも多々あります。ここでは、Instagramを例に、インフルエンサーの報酬を考える方法を解説します。
フォロワー数で算出する
まず、>報酬を考える際のベースとなるのはフォロワー数であり、フォロワー単価は1~2円が相場と言われています。
しかし、知名度やフォロワー数が飛び抜けている強いインフルエンサーの場合、相場を越えた費用が必要になる事があります。
インフルエンサーにPRを依頼する際はフィードやストーリーズといった、複数の面への投稿に対して上記の費用を支払うことが多いです。ですが、知名度の高いインフルエンサーの場合は、1面への投稿でも高い費用がかかることがあります。
インサイト情報をもらい、エンゲージの高さから算出する
フォロワー単価を基準に、インサイト情報から報酬費用を最適化することも多々あります。
Instagramインサイトとは、Instagramの公式が提供しているデータであり、各投稿へのエンゲージメントやインプレッション、フォロワー属性などを閲覧することができる機能のことです。
フォロワー単価だけで算出した報酬は最適ではないことが多く、インサイトの情報を加味して判断する必要があります。
インサイト情報の中でも、日本人の割合、フォロワー属性、ストーリーの視聴者数が重要であり、フォロワー数やいいね数と複合的に判断して報酬を決定することが通例です。
インフルエンサーの情報を分析し、複合的に判断するにはインフルエンサーマーケティングのノウハウが必要であり、施策難易度が高いポイントの1つであると言えます。
関連記事: フォロワー単価とは?インフルエンサーにPRを依頼する報酬の決め方
YouTuberを起用する場合
YouTuberに依頼する場合はチャンネル登録者数ではなく、直近の動画再生数の平均などで算出します。これは、ショート動画も含め、平均してどのくらいのインプレッションが可能かが重要になるからです。
しかしInstagram同様、知名度や影響力によって算出した数値に上乗せする必要があり、判断が難しい点となっています。また、事務所に所属しているYouTuberの場合、事務所が指定する費用などが加算されるケースも考えられます。
影響力に伴って費用は高くなる傾向にありますが、その分多くのユーザーにリーチすることが可能となります。特に事務所所属のYouTuberの場合、事務所がディレクションに関わることもあるため、インフルエンサー施策が未経験の企業でも利用しやすいメリットもあります。
関連記事: インフルエンサーに依頼する費用の相場|費用例や報酬の決め方も紹介
03インフルエンサーにPRを依頼する方法とは?
インフルエンサーにPRを依頼する方法は複数あり、それぞれにメリットとデメリットがあります。たとえば、インフルエンサーに直接依頼する場合は低コストで行える一方、自社にかかる負担が重くなります。 また、マッチングプラットフォームを利用する場合、コストがかかるものの、最適なインフルエンサーを起用できる可能性が上がるでしょう。
以下、インフルエンサーにPRを依頼する際のメジャーな方法を4つ取り上げ、それぞれの方法について分かりやすく解説していきます。各方法にメリットとデメリットがありますので、自社にとってベストな依頼方法を検討してみて下さい。
直接インフルエンサーに連絡する
インフルエンサーにPRを直接依頼する場合は、DMなどでインフルエンサーに「自社商品のPRをお願いしたい」とアプローチします。インフルエンサーからOKが出たら、お互いにとって都合のよい連絡手段で話を進めていきます。
インフルエンサーに直接依頼する場合のメリットとしては、仲介業者に支払う費用がかからないため低コストで依頼できます。また、インフルエンサーと直接のやりとりになるため、打ち合わせなど企画自体もスピーディーに進めていけるはずです。
対して、直接依頼する場合のデメリットは自社における業務負担が重くなることです。インフルエンサーの選定、連絡、報酬の交渉、マネジメント、投稿内容チェック、分析など、ディレクション全て自社で行わなければなりません。
他にも、インフルエンサーマーケティングのノウハウを持ったメンバーがいれば良いですが、対応できるメンバーがいない場合は現実的ではありません。ノウハウがあったとしても、インフルエンサーマーケティングにかかる時間や人件費などはかなり大きなものになります。
マッチングプラットフォームを利用する
マッチングプラットフォームの高性能ツールを活用することで、自社にとってベストなインフルエンサーの選定、ダッシュボードによるインフルエンサーの管理、投稿の効果分析などを行うことができます。
マッチングプラットフォームを利用する場合、インフルエンサーの選定や効果分析などを自社で行う必要があるため、インフルエンサーマーケティングについてのノウハウが必要になります。また、マッチングプラットフォームの利用には費用が発生するため、毎月コストがかかることもデメリットといえるでしょう。
インフルエンサーの所属事務所に依頼する
インフルエンサーの中には事務所に所属している人も多いです。インフルエンサー事務所はインフルエンサーを多く抱えているだけでなく、インフルエンサーマーケティングにも精通しています。
インフルエンサーマーケティングをインフルエンサー所属事務所に依頼することで、インフルエンサーの選定からマーケティングまでトータルでプロデュースしてもらえます。そのため、インフルエンサーマーケティングに知識のない会社であっても、マーケティングによる良い効果を期待できるでしょう。
インフルエンサー所属事務所に依頼する場合、インフルエンサーマーケティングの中でもコストが割高になります。多くの予算が必要になる点はインフルエンサー事務所への依頼におけるデメリットといえるでしょう。また、PR投稿に事務所の意向が反映されることがあり、自社の希望が100%通るとは限らない点には注意が必要です。
広告代理店に依頼する
インフルエンサーマーケティングの依頼は広告代理店に依頼することも可能です。インフルエンサーマーケティングの代理店は広告やマーケティング全般に関するプロフェッショナルであるため、PR、及びマーケティングを安心して任せることができます。
自社でノウハウを持っていなくとも、効果の高いインフルエンサーマーケティングを行うことが可能となります。
インフルエンサーマーケティングの代理店に依頼する場合もディレクションなどの費用が発生しますが、初めてインフルエンサーマーケティングを行う企業や、より確実に施策効果を高めたい企業にはおすすめの方法です。
関連記事: インフルエンサーの依頼方法4選|PRに成功した企業の施策例を解説
04インフルエンサーマーケティングを成功させるために見るべきポイント5選
費用や依頼方法が理解できたからと言って、インフルエンサーマーケティングを始められる訳ではありません。適当なインフルエンサーに依頼してしまうとマーケティングの効果が薄くなってしまうことがあるため、インフルエンサーを選定する際には様々な注意点があります。
ここではインフルエンサーを選定する際に意識したいポイントを5つほどご紹介いたします。これらの要素を加味して、慎重にインフルエンサーを選定するようにしましょう。
依頼する目的に適したインフルエンサーか
インフルエンサーマーケティングを行う企業にはそれぞれ異なった目的があり、「企業の認知拡大」「商品の購買促進」「店舗イベントの活性化」など様々です。そこで重要になるのが、目的ごとに適したインフルエンサーを選定することです。
例えば、「企業の認知拡大」を目的とする場合、フォロワー数が多く、様々なタイプのフォロワーを抱えているインフルエンサーに依頼することで効果的な施策が行えます。
「商品の購買促進」を狙う場合、商品のターゲットと近い属性のフォロワーを多く抱えるインフルエンサーに依頼することで強い訴求が可能になります。
自社がマーケティングを行う目的、商品・ブランドのターゲット層、インフルエンサーの影響力などの要素を分析し、最適なインフルエンサーに依頼しましょう。
自社ブランドや商品と相性の良いインフルエンサーか
インフルエンサーの普段の投稿が、自社ブランドや商品のイメージと親和性が高い場合、効果的な訴求が可能になります。
インフルエンサーマーケティングを行ったとしても、自社ブランドのイメージと異なるPR投稿をしてしまってはユーザーの行動を誘発することができません。
インフルエンサーの普段の投稿と、PR投稿の雰囲気があまりにも異なっている場合、ユーザーに不信感を抱かれてしまい、かえってマイナスなイメージを与えてしまうこともあります。
ユーザーがインフルエンサーに抱く印象と、PRしたいポイントの相性を分析することが重要です。
フォロワー買いをしていないか
フォロワー買いをしているインフルエンサーに依頼した場合、当然PR効果を期待することはできません。 インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーに興味を持つフォロワーに対して訴求を行うことが多いため、実体の無いフォロワーには価値がないと言えるでしょう。
インフルエンサーのフォロワー数だけでなく、コメントやいいねなどのエンゲージメントからファンの実数を加味することが、PRで狙った効果を出すためのポイントです。
投稿頻度が高いか
投稿頻度が少ないインフルエンサーは、フォロワーが多くてもファンであるユーザーが少なくなっていることが考えられます。そのためPR投稿を行っても関心を抱くユーザーが少ない可能性があります。 フォロワー買いをしているインフルエンサーのように、エンゲージメント率が極端に低い人にPRを依頼するのはあまりおすすめできません。
最新の動向を観察し、エンゲージメント率が高いインフルエンサーを探しましょう。
良質なエンゲージメントを得られているか
これまでもお伝えしてきたように、フォロワー数よりもエンゲージメント率の高いインフルエンサーを起用することが、マーケティング成功のポイントです。 その中でも、ただエンゲージメント率が高いだけでなく、コメントの質が高いインフルエンサーは特にマーケティング施策に適していると言えます。
ユーザーから好印象を持たれており、投稿上のコメントでのやり取りが活発なインフルエンサーは非常に身近に感じられる存在です。そのため、PR投稿でも信頼感を与えることができ、自然なマーケティングを行うことができます。
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