【導入支援】インフルエンサーマーケティングの始め方を詳しく解説!
企業で初めてインフルエンサーマーケティングを実施する際には、
「何から始めるべきか分からない」
「どんなことに注意して進めれば良いのか分からない」
など、導入に向けての疑問点や不安要素が溢れてしまう方も多くいます。
当記事ではそんな方のために、SNSならではの強みを生かせるための下準備や、押さえておくべきポイントとはどんなことなのか、失敗しないためにはどんな方法で進めるのがベストなのかが見えてくるように、順序立てて説明していきます。
関連記事: インフルエンサーとは?注目のSNSマーケティングに起用する効果は
01【事前準備】インフルエンサーマーケティングを始める前に
インフルエンサーマーケティング自体は、特別な許可や申請は必要なく、PRを依頼するインフルエンサーさえ決まれば簡単に始めることができます。 ところが、何の事前準備もなく始めてしまうと、期待するような結果にならなかったり、最悪の場合、炎上して失敗に終わったりする可能性もあります。
期待するようなマーケティングの成果を出すためにも、次のような事前準備が必要となります。
- マーケティングを行う目的を明確にする
- 目的に合わせてKPIを設定する
- 施策の進め方を決める
関連記事: インフルエンサーマーケティングとは?特徴や実施方法まで徹底解説!
マーケティングを行う目的を明確にする
インフルエンサーマーケティングにおいて、インフルエンサーの選定は非常に大事な部分であり、誰を起用するかによって結果は全く違ったものになります。
そして、インフルエンサーを起用するにあたり、重要なのは「マーケティングを行う目的を明確にする」ことです。目的が決まるとPRに適切なインフルエンサーを絞りやすくなります。
マーケティングを行う目的として、例えば次のようなことが挙げられます。
- ●ブランドや商品の認知拡大
- -新規ブランドや新商品をまず多くの人に知ってもらいたい
- ●商品やサービスへの興味・理解促進
- -商品やサービスに対する興味を持ってもらい、理解を深めてもらいたい
- ●購買意欲の促進
- -購買意欲を高め、見込み客を増やしたい
- ●購買
- -実際の購入数を増やし、売上げを伸ばしたい
目的に合わせてKPIを設定する
KPIとは重要業績評価指標、つまり目標に対する達成度を把握するための指標のことです。インフルエンサーマーケティングにおいては、リーチ数やコメントといったいくつかの指標があり、目的やKPIによって起用すべきインフルエンサーや施策が異なります。
KPIを適切に設定することで、目標をどの程度達成できたかの分析が可能となり、達成できなかった場合にも、どこに問題があったのかを知ることで改善や対策ができるようになります。
目的別のKPI設定のための主な項目の例を挙げておきます。
- 目的:商品の認知拡大
- ・KPI
- インプレッション数(投稿が閲覧された回数)
- リーチ数・率(投稿を見た人の数・割合)
- シェア数
- 動画再生数
- など、投稿をどれだけ多くの人が見たかがわかる指標を設定する
- 目的:商品やサービスへの興味・理解促進
- ・KPI
- 動画視聴完了数・率(動画を最後まで見た人の数・率)
- リーチ数・率(投稿を見た人の数・割合)
- コメント数・コメントの質
- 自社ブランドのSNSフォロワーの増加数
- URLクリック数・率
- など、ユーザーの反応を確認できる指標を設定
- 目的:購買意欲の促進
- ・KPI
- レビュー獲得数
- 質問コメント、DMの数・質
- ユーザー登録数、会員・メルマガ登録者数
- SNS経由URLクリック数・率
- SNS経由サイト滞在時間
- など、見込み客となったことがわかる指標を設定
- 目的:購買
- ・KPI
- ユーザー登録数
- SNS経由サイト訪問数
- 購買数
- など、購入につながる指標を設定
関連記事: インフルエンサーマーケティングの効果測定|KPIの設定方法も解説
施策の進め方を決める
インフルエンサーマーケティングの始め方として、自社で進めるか、外部の業者を活用するかを決める必要があります。それにより、企業側で行うべきことは大きく変わってきます。
自社にノウハウや人的リソースと時間があれば、費用をかけずに企業のペースで最後まで進めていくことができますが、 初めてインフルエンサーマーケティングを行う場合や、人材や時間の余裕がない場合は、外部の代理店などを利用して進めたほうがリスクも少なく、安定した施策を進められます。
02インフルエンサーマーケティングの進め方|主なパターン3つ
実際にインフルエンサーを探し始める前に、インフルエンサーマーケティングを自社で進めるか、外部に委託するか、最初に決める必要があります。主に次のような3つのパターンがあ流ため、自社の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
- ・インハウス(内製化)で進める
- ・マッチングプラットフォームを活用する
- ・代理店に依頼する
インハウス(内製化)で進める
まず、インフルエンサーの選定、依頼から投稿後の効果測定までをすべて自社で進めるインハウスのパターンです。
自社にインフルエンサーマーケティングに関するある程度のノウハウがあり、人材や時間が十分に確保できる環境にあれば、スピーディーに進められる上にコストを抑えられます。 経験を重ねることでノウハウも蓄積されていくため、それが強みになっていくことがメリットです。
反面、インフルエンサー選定からマネジメント、効果測定まで、かなりの労力を費やし、何かの原因で炎上の可能性も考えられるため、インフルエンサーマーケティングの実績や経験がない場合にはリスクが高い方法といえます。
関連記事: 内製化の課題|インフルエンサーマーケティングを自社で実施するには
マッチングプラットフォームを活用する
自社で最初からインフルエンサーを探すとなると、相当な手間と時間がかかる作業になりますが、マッチングプラットフォームを活用することで、効率的に候補を選出できます。 また、蓄積されているデータにより希望の人物を見つけやすいというメリットもあります。
ただし、インフルエンサーによるPR投稿については、内容の確認から、スケジュールの管理、効果測定まで自社で行うことになるため、自社にある程度のノウハウと人材は必要となります。
代理店に依頼する
インフルエンサー選定から投稿、効果測定など、すべてを代理店に代行してもらうパターンです。インフルエンサーマーケティングを初めて実施する場合、または自社にノウハウがなく人的リソースも時間もない場合にはおすすめです。
企業側の目的や希望のインフルエンサーのイメージ、ターゲット層など、詳しく伝えておくことですべてをお任せできるため、業務上の負担が軽減できます。またプロの手で進めてもらえるため、失敗のリスクが少ないメリットもあります。
ただし、他の方法に比べて費用がかかり、実績のない代理店や、代理店の得意とする分野が自社商品とマッチしない場合は、効果が得られない可能性もあるため、事前に過去の実績を確認しておく必要があります。
関連記事: インフルエンサーマーケティング代理店の種類|特徴と選び方も紹介
03インフルエンサーマーケティングを進める手順は?
実際にインフルエンサーマーケティングをどのような手順で進めていけばよいか、ポイントを抑えつつ具体的に解説していきます。
ディレクション型の代理店を利用する場合、これらの工程を代行してもらうことになりますが、インハウスやプラットフォームを利用したマーケティングを考えている場合、下記の手順でマーケティングを進めていく必要があります。
インフルエンサーに依頼する
まず、マーケティングの目的に合ったインフルエンサーの選定を行い、インフルエンサーに依頼することから始めます。前述した3つの進め方から自社に最も適した方法を選択し、無理のない施策を実施していきましょう。
インフルエンサーのマネジメントを行う
インフルエンサーが決定し、契約した後は、インフルエンサーに実際にPR投稿をしてもらうことになります。基本的にはインフルエンサーの個性を潰さないよう、ある程度お任せすることになりますが、最低限投稿に関してのマネジメントを行うことが重要です。
具体的には、投稿のスケジュール確認、投稿に関してのルールの設定、投稿内容の確認をすることになります。
特に注意が必要なのは、ステマにならないよう、広告であることがわかる「PR」「広告」といった明記をしてもらうこと、不自然な投稿にならないよう適度な頻度で投稿を行うなどの「ルール設定」をしておくことです。
投稿がイメージと違ったものにならないよう、双方でコミュニケーションを取って認識の擦り合わせを行い、炎上などマーケティングとして最悪の結果とならないためにもマネジメントを行うことは大切です。
マーケティングを実施する
インフルエンサーがPR投稿した後は、事前に決めた投稿ルールが守られているか確認をします。具体的には次のようなことに注目します。
- ●広告であることが分かるハッシュタグが付けられているか
- -明記がない場合はステマが疑われ、炎上を起こす原因になります。
- ●違和感がないような自然な投稿になっているか
- -フォロワーが違和感を持ち、エンゲージメントに結びつかずマーケティングが失敗する可能性があります。
- ●投稿のタイミングはちょうどよいか
- -SNSごとに差はありますが、19時~24時などのアクティブユーザーが多い時間に投稿しましょう。
- 多くのユーザーの目に触れることで、PRの効果向上を狙うことができます。
- ●薬機法、景品表示法に違反していないか
- -誇大表現や誤解を招くような表現はしていないかの確認が必要です。
効果測定を行う
効果測定はマーケティングの施策効果を知るためにも実施すべき重要なことです。SNS上ではデータの取得が簡単にできるため、分析の結果から問題点を見つけることで、今後の施策改善につなげることができるようになります。
例えば画像での投稿がメインのInstagramを利用した場合の測定では、投稿に対するアクションを確認できる「Instagramインサイト」を利用し、施策効果を見る事ができます。「Instagramインサイト」は、ビジネスプロフィールを作成すると確認できるようになります。
SNSマーケティングの効果を測る際には特に、以下のような指標に注目しましょう
- ・リーチ数(投稿を見たユーザーの数)
- ・エンゲージメント数(いいね、コメントなどのリアクションした数)
- ・関連するハッシュタグでの投稿数
- ・自社サイトのクリック数
04【応用編】インフルエンサーマーケティングを成功させるポイント
インフルエンサーマーケティングを行うための基礎的な解説が終わったところで、この項目では応用編となるポイントを解説します。
「マーケティングの効果をさらに高めるにはどうすれば良いのか?」
「失敗しないためには何が必要なのか」
などを詳しく解説していきます。
インフルエンサー選定を慎重に行う
インフルエンサーマーケティングでは、誰をインフルエンサーに起用するかによって結果が大きく変わってきます。そのため、以下のようなことを確認しながら慎重に選定する必要があります。
- ・商材のイメージとマッチしているか
- ・フォロワー買いはしていないか
- ・フォロワーがターゲット層と一致しているか
- ・過去のPR投稿内容、エンゲージメント率
- ・過去に炎上していないか
的確なターゲティングが行えており、ユーザーからの信頼度が高いインフルエンサーを起用することで高いPR効果を期待することができます。
過去の投稿を確認しておくことで、PR効果を想定できることに加え、ユーザーから嫌悪感を抱かれているインフルエンサーを避けることができます。
関連記事: 施策が成功するインフルエンサーの選び方は?選定基準・起用方法も解説
広告に関する規則を守る
インフルエンサーマーケティングでは「薬機法」と「景品表示法」を遵守する必要があり、投稿が法律に違反していないか確認を行う必要があります。
「薬機法」では、取り扱う商材が医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品、サプリメントに該当する場合は注意が必要で、虚偽の文言や誇大広告、誤解されるような表現は違反になります。 特に健康食品やサプリメントなど、医薬品以外の商品を扱った場合、「身体的な改善がみられる」といった表現は避けなければなりません。
「景品表示法」についても、消費者が誤解するような表現や、判断を誤るようなあいまいな表現の使用は禁止されています。
法律に違反した場合は、炎上につながり、結果としてインフルエンサーだけでなく、企業も信用を失うことになるため、注意深く投稿内容を確認しましょう。
インフルエンサーマーケティングのプロに依頼する
SNS上のマーケティングでは、拡散力は最大の武器になりますが、炎上という大きなリスクも抱えています。そのため、調査や準備などを念入りに行う必要があり、それなりの時間と労力も必要となります。
インフルエンサーマーケティングを初めて導入する場合や、経験不足など自社での実施が難しい場合は、最初のインフルエンサー選定の段階から、投稿後の効果測定、分析までをすべて代理店に依頼するほうが得策といえます。
代理店に依頼する場合は実績のあるところを選ぶかどうかで、結果も違ったものになります。少しでもよい結果に導けるように、過去の実績を確認した上で依頼することがポイントです。 また、代理店によっては、得意とするジャンル・SNSがあるため、自社商品のPRと相性が良い代理店を探すことも重要です。
【無料相談】Webマーケティングに関するお問い合わせはコチラ
・依頼可能インフルエンサー 1万2000人以上
・依頼可能インフルエンサー フォロワー総数 11億人以上
・案件実績数 2000件以上
デジタルマーケティング専門メディア「MarketingCity」を運営するナハトでは、インフルエンサーマーケティングやSNS広告などを中心としたデジタルマーケティング施策において、他社にはない多くの強みを持っています。
弊社独自の強みを活かすことで、ご依頼企業様が求める結果にコミットします。 無料相談を下記フォームから受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
まずはお気軽にお問い合わせください