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YouTubeのインフルエンサーマーケティング|PR成功のコツは

スマホの普及によりSNSが発達し、多くの企業がSNSを活用した「インフルエンサーマーケティング」を行っています。 SNSにはInstagramやTwitterなど様々なものがありますが、この記事ではYouTubeのインフルエンサーマーケティングについてご説明します。

  • 「YouTuberを起用するメリットは?」
  • 「どんな企業におすすめ?」
  • 「他のSNSと何が違う?」

といった疑問を解消できる記事になっていますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。


関連記事: インフルエンサーマーケティングとは?特徴や実施方法まで徹底解説!

01YouTubeでインフルエンサーマーケティングを行うメリット

メリットとデメリット

SNSでインフルエンサーに企業の商品PRをしてもらう「インフルエンサーマーケティング」。 従来の広告より商品のターゲット層に訴求しやすく、また親近感があるインフルエンサーにPRしてもらうことで、購買意欲を高めやすいという特徴があります。

では、YouTuberに商品PR動画を作成してもらい、自らのチャンネルに投稿してもらうYouTubeの「インフルエンサーマーケティング」にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下でご説明します。

アクティブユーザー数が多い

近年はテレビを見る人が減った一方でYouTubeなどの動画サイトを見る人が増えており、YouTubeの月間利用者数は世界で20億人以上、日本国では6500万人にものぼります。

YouTubeはモバイル端末での利用が70%以上であり、スマートフォンを持っている人の内8割が、日常的にYouTubeを利用していると言われています。

利用者の年齢層を見ても、10代・20代の若年層だけでなく、50歳以上のユーザーにも利用されています。

このように、YouTubeはアクティブユーザー数が多く、ユーザーの年齢層が幅広いため、子供から高齢者まで多くの人にPRすることが可能です。

動画により強い訴求力を生み出せる

YouTubeは動画がメインのため強い訴求力が発揮できます。 特に写真や文章だけでは特徴を説明しづらい商品の場合、YouTubeを使うと商品の魅力をより分かりやすく伝えることができ、またテロップや字幕情報などで文字情報も追加できます。

たとえば、化粧品やガジェットは、動画で商品の魅力を伝えやすい商品ジャンルです。インフルエンサーに、実際にメイクしている様子やガジェットの使い方を説明している動画を撮影・投稿してもらうことで、商品の良さや使い方を伝えることができます。

人気YouTuberは視聴者の興味を惹きつけるような動画の作成が得意です。 いかにも広告といった動画ではなく、自然なアプローチで商品の良さを視聴者にアピールできます

02YouTuberでインフルエンサーマーケティングを行うデメリット

ではYouTubeでインフルエンサーマーケティングを行うデメリットは何でしょうか。YouTuberを選ぶことが難しいことと、ブランドイメージ低下の可能性があるというデメリットがあります。以下で詳しくご説明します。

PRを依頼するYouTuberの選定が難しい

YouTuberはフォロワー数が多いと言う理由だけで選ばず、様々な要素を加味して選定しなければなりません。 YouTuberや投稿内容が商品のイメージに合っているか、フォロワー層が商品のターゲット層とマッチしているかなどを分析することが大事です。 しかし、インフルエンサーの分析にはかなりの時間や手間がかかってしまいます

また、適切なYouTuberを選別して依頼したとしても契約できる保証はなく、返信率も約3~5%ほどと非常に低いのが現実です。 YouTuberがインフルエンサーとして活動する意思がない、コンタクトしてきた企業の素性が分からいなどの理由によるためです。

ブランドイメージ低下の可能性がある

YouTubeのインフルエンサーマーケティングでは、投稿内容はYouTuber次第であり動画内容のコントロールが難しい特徴もあります。 施策の進め方によっては企業が伝えたいことが視聴者に伝わらない、また場合によっては炎上してブランドイメージの低下に繋がってしまう可能性もあります。


関連記事: インフルエンサーマーケティングのデメリット|企業PRの注意点とは

03YouTubeでのインフルエンサーマーケティング成功のコツは?

悩むビジネスウーマン

それでは、YouTubeのインフルエンサーマーケティングを成功に導くコツはなんでしょうか。以下の3つ観点からご紹介します。

  • 投稿ルール
  • 効果測定
  • YouTuber選定

投稿に関するルールを確認する

YouTuberと企業側の意図のずれを防ぎPR効果を高めるためには、投稿に関するルールを十分打ち合わせする必要があります。 特に、下記の2点に配慮したルールの擦り合わせを行いましょう。

・商品の情報を正しく記載する

商品の成分や効能、使用方法などを正しく紹介することをルールに設定しましょう。 実際の製品よりも強い・良い効能があると紹介してしまうと、ユーザーが期待した効果を得られず、騙されたと感じてしまい信頼性の低下につながります。

場合によっては、景品表示法や薬機法に違反してしまうこともあり、企業もインフルエンサーも罰則を受けることが考えられます。

・炎上防止

「インフルエンサーマーケティング」では、ステマ防止策、炎上防止策が重要です。PR動画がステルスマーケティングだと思われてしまうと、企業側もYouTuber側も社会的信用を失いかねません。

PR動画には広告であることを明示すること、炎上を防ぐため過激な内容が含まないことをルールに設定しましょう。


関連記事: 炎上対策|インフルエンサーマーケティングで失敗しないコツを解説!

PR施策の効果測定を行う

YouTubeのインフルエンサーマーケティングは漠然と施策を続けていても、効果が分からないままコストだけがかかってしまいます。定期的に効果測定を行うことが重要です。

TV広告や新聞広告などの従来の広告は、ターゲット層に訴求できたのか、広告がどれくらい購買につながったのかなどの広告効果が曖昧でした。 一方、YouTubeを使ったインフルエンサーマーケティングは、「YouTubeアナリティクス」などを使ってデータを入手しやすく、PR動画の効果測定がしやすい特徴があります。

「YouTubeアナリティクス」では、主に以下のようなデータを確認できます。

  • 動画の再生回数、視聴時間、コンバージョン率
  • 視聴者の属性(年齢層・性別・住所など)

効果測定を行うに当たっては、あらかじめ適切な「KPI(主要業績評価指標)」、たとえば動画の再生回数の目標値などを設定し、それがどれくらい達成できたかを検証して今後の施策方針に活かします。

このようにPDCAを回すことで、YouTubeを使ったインフルエンサーマーケティングの施策効果を高めることができます。


関連記事: インフルエンサーマーケティングの効果測定|KPIの設定方法も解説

YouTuberの選定を慎重に行う

YouTuberの選定は慎重に行うべきです。商品のPRに適していないYouTuberに依頼してしまうと、

  • 商品のターゲット層に届かず広告効果がない
  • 企業・商品やYouTuberのイメージダウンにつながる
  • 動画の炎上

などの悪影響が起こる可能性があります。

では、どのようにYouTuberを選べば良いのか、次の項目で具体的にご説明します。


04PR施策に適したYouTuberの選び方|3つの確認すべきポイント

アドバイスする女性

PR施策に適したYouTuberは、「商品との相性」、「フォロワー層」、「エンゲージメントの質」という3つのポイントを確認した上で選びましょう。以下で詳しくご説明します。

商品やブランドとの相性が良いか

YouTuberを選ぶに当たって、商品やブランドとの相性は非常に重要です。

インフルエンサーの雰囲気が商品やブランドと合わない場合、宣伝感あふれる不自然なPR動画になってしまいます。 視聴者に興味を持ってもらえないだけでなく、YouTuberの人気にも悪影響を与える可能性もあります。

YouTuberと商品の相性は、

  • インフルエンサーの普段の投稿内容
  • インフルエンサーの動画の世界観

などから判断できます。

商品とYouTuberとの相性が良ければ、自然なPR動画になり、視聴者に魅力が伝わりやすくなります。

ターゲットへの訴求が可能か

依頼したYouTuberのフォロワー属性が商品のターゲット層と重なっているかも重要です。フォロワー属性は「YouTubeアナリティクス」で、個々の動画の視聴者の年齢層、性別、居住地域などを確認できます。

インフルエンサーマーケティングは、従来のTV広告など不特定多数にPRする方法に比べて、商品のターゲット層に直接訴求できることがメリットです。 このメリットを活かすためには、YouTuberのフォロワー属性が自社商品のターゲット層と合っていることが必要です。

良質なエンゲージメントを得ているか

「エンゲージメント」は、YouTuberがPRに適してるかを図る上で大切な指標です。 インフルエンサーマーケティングにおけるエンゲージメントとは、「いいね!」や「コメント」などのフォロワーによるリアクションを言います。

YouTubeのインフルエンサーマーケティングにおいては、動画に投稿された「コメント」を参照することで、良質なエンゲージメントを得ているか確認できます。

フォロワーに好感を持たれており、フォロワーとの距離感が近いインフルエンサーの方が、PR効果が高い傾向にあります。


関連記事: 施策が成功するインフルエンサーの選び方は?選定基準・起用方法も解説

05YouTuberにかかる費用の算出方法は?

マーケティングにかかるコスト

YouTuberはインフルエンサーマーケティングにおいて強力なパートナーですが、依頼するためには当然、報酬が必要になります。

YouTuberを起用する場合、報酬費用を決定する大きな要因として、「再生数」や「登録者数」が挙げられます。 例えば、直近で投稿している動画数本の再生数を平均した数値を報酬費用とする場合などが、算出の一例です。 さらに、YouTuberの登録者数だけでなく、一般的な知名度や影響力の強さによって変動することがあるため、正確な数値の算出には一定のノウハウが必要です

また、事務所に所属するYouTuberを起用する際には、所属事務所が指定した費用になるケースが多いため、注意しましょう。

関連記事: インフルエンサーマーケティング実施の費用は高い?施策成功のコツとは?

06YouTubeでのインフルエンサーマーケティング実施方法3つ

商品を紹介するインフルエンサー

YouTubeでのインフルエンサーマーケティング実施方法は、以下の3種類があります。以下で3つの実施方法の概要とそれぞれのメリット・デメリットをご説明します。

自社完結で施策を進める

インフルエンサーへの依頼から、PRの実施、効果測定など、インフルエンサーマーケティングの工程を全て自社で進める方法です。

・メリット

自社でインフルエンサーを探す場合、YouTuberと直接コミュニケーションできるため企業側の意思を素早く伝え、情報発信してもらうことができます。 また、YouTuberを見つけるための仲介手数料がかからず、コストを抑えやすいのがメリットです。

投稿内容についても、企業とインフルエンサーの間で齟齬が発生しにくいため、商品の紹介を企業の意向通りに行いやすくなります・

・デメリット

自社に合ったYouTuberを見つけるのには多くの時間がかかります。また、インフルエンサーと直接交渉した場合、料金などの契約条件の合意にいたるまで更に時間がかかることも。

また、投稿の管理、効果測定、炎上防止策などすべてのプロセスを社内で行う必要があります。 社内にノウハウがなければ非常に難易度が高く、人員や時間などのリソースを多く取られるのがデメリットとして挙げられます。


自社完結型は、コストは抑えやすいものの、初めてインフルエンサーマーケティングを実施しようとしている企業やインフルエンサーマーケティングの経験が浅い企業にとっては、あまりお勧めできません。


関連記事: 内製化の課題|インフルエンサーマーケティングを自社で実施するには

マッチングプラットフォームを利用する

インフルエンサーが登録している「マッチングプラットフォーム」を利用してYouTuberを探す方法です。「マッチングプラットフォーム」とは、インフルエンサーを探している企業とインフルエンサーをマッチングさせるサービスです。

・メリット

マッチングプラットフォームでは、YouTuberのファンの属性やこれまでのPR実績、 どのような活動ができるのか一覧で確認できるため、自社に合ったYouTuberを効率良く探せます

インフルエンサープラットフォームが間に入るため、インフルエンサーと料金や起用方針の交渉がしやすいのもメリットです。 登録しているインフルエンサーは商業的な活動をする意思があり、料金が明示されていることが多いため料金の交渉を一からする必要はありません。

・デメリット

マッチングプラットフォームの利用料、キャスティング費用などがかかることがデメリットです。 また、自社に合ったYouTuberを探せたとしても、その後の打ち合わせや投稿管理、効果分析などは自社で行うため、企業にノウハウと時間が必要であることにも注意しましょう。

代理店に依頼する

インフルエンサーマーケティング代理店に依頼して、YouTuberの選定・キャスティング、施策実施、効果分析まで一括で代行してもらう進め方です。 このような代理店をマッチングブラットフォーム型の企業と区別して、「ディレクション型」と呼ぶこともあります。

・メリット

代理店に依頼するメリットは、インフルエンサー選定から施策実施、効果測定まで一貫して任せられることです。 社内のリソースを割かずに、ノウハウを活かしたマーケティングが可能です。

また、代理店は視聴者数を上げ商品認知度を上げるコツや、炎上防止策を知っているため、比較的安全にインフルエンサーマーケティングの効果を最大化してもらうことが期待できます。

・デメリット

デメリットとしては、代理店を選ぶ時は慎重さが必要であることと、ディレクションの費用がかかることが挙げられます。


代理店に依頼する方法は、インフルエンサーマーケティングが初めての企業、社内に十分なリソースがない企業にお勧めの方法です。


関連記事: インフルエンサーマーケティング代理店の種類|特徴と選び方も紹介

まとめ
近年話題のYouTuberを起用するインフルエンサーマーケティングでは、幅広い世代への認知拡大も、特定のターゲットへの的確な訴求も自由自在。 企業とインフルエンサーの数だけ、多様な施策を実施できることが最大の魅力と言えるでしょう。
 
そんなYouTubeでのインフルエンサーマーケティングを成功させるには、商品に合ったYouTuber選び、投稿内容を丁寧にすり合わせることが大切です。また、定期的な効果測定を行ってPDCAを回すことも欠かせません。
自社主導での実施が難しい場合は、外部の専門家に相談することを検討しても良いのではないでしょうか。

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