TikTokの活用方法!インフルエンサーマーケティングとの相性は
TikTokは、特徴的な動画を投稿することができることから若年層に人気を集めているSNSです。インフルエンサーマーケティングを行う上でターゲティングがしやすいTikTokは注目のツールですが、
- 「TikTokをビジネスに活用する方法が分からない」
- 「他のSNSよりも優れている点は?」
- 「インフルエンサーマーケティングとの相性は?」
といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、TikTokを使ったインフルエンサーマーケティングを自社に取り入れようと検討している担当者に向けて必要な要点をまとめてみました。
関連記事: インフルエンサーマーケティングとは?特徴や実施方法まで徹底解説!
01そもそもTikTokとはどんなSNSなのか
TikTokは2016年に中国のByteDanceによって開発されたSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で中国語では「抖音」と呼ばれています。 抖音とは振動音(ビブラート)を意味し、この言葉通り音楽に合わせた15秒~1分の動画が投稿できるツールで、TikTokの機能から音楽を付けたり、動画を加工することも可能です。
動画は軽快でポップなものが多いことから、利用者の約7割が30歳未満の男女であり、その内でも16歳~24歳の世代が約半数を占めるという若年層の利用が高いツールとなります。
短い動画という特徴や、利用者数の増加により近年マーケティングでも活用され始めている注目のSNSです。
02インフルエンサーマーケティングをTikTokで実施するメリットは?
インターネット上のマーケティングはSNSの中でも活発に行われています。
インフルエンサーと呼ばれる、消費者に対して影響力のあるユーザーを利用したマーケティングが注目されていますが、 SNSの1つであるTikTokを利用したインフルエンサーマーケティングのメリットとは何なのでしょうか。
情報の拡散能力が高い
TwitterやInstagramなどの投稿の拡散力は「いいね」の件数やフォロワー数の影響を強く受けます。さらに拡散力を得るためには、急激に注目を浴びる投稿をする、もしくはフォロワー数が多いといった、アカウント自体の評価が関わることも多いです。
これに比べて、TikTokの拡散力は投稿された動画単体の評価で決まっていきます。TikTokにはおすすめ表示の機能があり、ユーザーが関心を持ちやすい動画が自動的に流れることで目に止まりやすくなっています。
おすすめ表示させるには動画が何度も再生されている、視聴完了率が高い、長く視聴される、「いいね」の件数が多いなどが評価のポイントになってきます。
フォロワーの少ないユーザーであっても動画次第で拡散力が上がる可能性があるので、起用するインフルエンサーの選択肢は他のSNSに比べて広がります。
ユーザーに不快感を与えづらい
TikTokは広告の動画時間が短く、次々と他の動画に遷移していくため、なんとなく続けて表示される動画を最後まで視聴するユーザーも多くいます。 そのため、広告を広告だと気づかないユーザーも多く、不快感を与えづらいSNSとなっています。
さらに、YouTubeなどのように広告が表示されてからスキップできるようになるまで視聴しなければならない仕組みでもないので、より嫌悪感を与えづらい特徴があります。
ユーザーからのエンゲージメント率が高い
他のSNSでも見受けられる「いいね」やコメント、ハッシュタグを利用しての投稿という機能ですが、TwitterやYouTubeに比べてTikTokは比較的エンゲージメント率が高い傾向があります。
ただ視聴して終わりではマーケティングとは結び付きませんが、TikTokを視聴した人の2割がそのあとに検索など、何かしらの行動をしている調査結果もあります。
エンゲージメント率が高ければ、おすすめ動画に上がる確率も上がり、さらに視聴される機会が増えます。そのためユーザーの興味を強く引ける動画を投稿することが大切です。
03インフルエンサーマーケティングをTikTokで実施するデメリットは?
TikTokのツールでインフルエンサーマーケティングをする場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
直接的な売上に繋がりにくい
TikTokユーザーは商品の購入を促すような動画を好まない傾向があるため、商品の購入に直接的に結び付けることは難しくなります。
しかし自社のターゲット層が好みそうな動画を投稿しているユーザーがインフルエンサーであれば、直接商品の広告でなくても、ブランドや商品の認知度の向上、企業のイメージアップに繋げていくことができます。
このように直接的な商品の購入に繋がらないというデメリットもありますが、ブランドのイメージを高めていくことで目的達成に近づくことができます。
主なターゲットが若年層に限定される
TikTokは利用するユーザーもインフルエンサーとなるユーザーも上記で解説したように若年層が大半となります。 このことはターゲット層を広く設定したい企業にとってはそれほど有効に働かない可能性があります。
若年層にターゲットを限定した企業や、各商品によってターゲット層が違う企業が若年層向けの商品をPRしたい時などにはTikTokのインフルエンサーは有効に働くものと考えられます。
楽曲などの著作権に注意しなければならない
TikTokは楽曲と動画の組み合わせによってユニークな投稿が作成されることが多く、マッチした楽曲によってユーザーの興味を引きます。 流行りの楽曲を使えばさらに多くのユーザーに視聴してもらえる機会になると考えられます。
そのため、流行りの楽曲をドンドン使って行こうと考えてしまいがちですが、楽曲によっては著作権の侵害になる危険性があります。
TikTokには著作権の問題を解決した楽曲が多くセットされているので、セットされている楽曲を使用しましょう。 インフルエンサーに依頼する場合にもこのような著作権に関する確認を行っておくことが重要です。
04PRにおすすめのSNSは?それぞれ比較して解説!
SNSはTikTok以外にも各種あります。それぞれの特徴を活かしたPR方法があるので、自社の目標に合うのはどのツールか検証することが大切です。
▼各SNSの比較表
SNS | 投稿形態 | 動画時間 | 利用者層 |
---|---|---|---|
TikTok | 動画 | 短 | 10代〜20代 |
YouTube | 動画 | 長 | 10代〜50代 |
テキスト・動画 | 短 | 10代〜40代 |
関連記事: インフルエンサーマーケティングでおすすめのSNSは?それぞれ特徴を解説
TikTok
TikTokはユーザーの多くは若年層であるため、ターゲット層が絞りやすい特徴があります。
また、TikTokの動画はポップな楽曲とコミカルな動画の組み合わせも多いため、カジュアルな雰囲気の似合う商品に関心が集まりやすいです。
TikTokユーザーはあからさまな広告やインフルエンサーのPR投稿を避けることが多いため注意が必要ですが、自然な雰囲気の動画であれば受け入れられやすくなります。
YouTube
YouTubeは長時間の動画も投稿できる利用方法もあり、年齢・性別を問わず多くの人が利用しています。 音楽、趣味の動画やコメディなどの多種多様な動画があり、マーケティングの一環としても、多くの企業が自社の商品をPRする公式アカウントを持っています。
つまり、より商品を知ってもらいたいといったニーズには適しますが、ターゲット層を絞ってPRした場合は、胃起用するインフルエンサーを工夫しなけらばなりません。
関連記事: YouTubeのインフルエンサーマーケティング|PR成功のコツは
Instagramは画像や動画を投稿するSNSでおしゃれな画像が投稿されています。 ユーザーの多くは20歳代からの女性が多いため、PR商品はファッションや化粧品などが多く自社の通販サイトとリンクをさせることもできます。
インフルエンサーの投稿から自社サイトへと誘導することで、直接的に商品の購入に結び付けたい企業にとって有効に働きます。
関連記事: インスタグラムとインフルエンサーマーケティング|気になる効果は?
05TikTokのインフルエンサーにPRを依頼する費用は?
TikTokのインフルエンサーを起用する際には、フォロワー単価から費用を計算することができます。 フォロワー1人当たり1~3円の単価を設定し、フォロワー単価×フォロワー数で算出した数値がインフルエンサーの報酬となります
しかし、TikTokのインフルエンサーへの報酬形態は下記のように様々なパターンがあるため、一概に相場は定義できません。 またフォロワーの数によってメガインフルエンサーからミドルインフルエンサーなどと呼ばれるクラスがあり、影響力によっても報酬が変わってきます。
- ・フォロワー単価型
- …フォロワー数×フォロワー単価で報酬を決定
- ・期間契約型
- …一定期間に絞って契約し報酬が発生する
- ・インプレッション課金型
- …表示回数によって報酬が発生する
- ・クリック課金型
- …クリックされる毎に報酬が発生する
- ・再生課金型
- …一定時間再生されたら報酬が発生する
関連記事: フォロワー単価とは?インフルエンサーにPRを依頼する報酬の決め方
06TikTokでインフルエンサーマーケティングを進める方法3選
TikTokを利用してインフルエンサーマーケティングを取り入れていこうと考えた場合、どのような方法があるのでしょうか。
インフルエンサーは影響力のあるユーザーではありますが、専門的にPRを担当しているという人だけではないので、トラブルに巻き込まれないためにも自社にとって適切な方法を選んでいくことが大切です。
ここでは主な3つの進め方をご紹介します。
自社完結型で進める
自社でターゲット層や期間などを決めて、目標に適したインフルエンサーに直接依頼するというインフルエンサーマーケティングの進め方があります。
自社でインフルエンサーマーケティングをすれば、外部の企業に支払う報酬がないため、費用が抑えられます。 また。自社のブランドや商品のイメージにあったインフルエンサーを選びやすく、効果測定をしながら流動的に変更を加えることができるので柔軟な対応が可能です。
しかし自社でインフルエンサーマーケティングをするとなると、インフルエンサーの選択から管理まで自社ですることになり、多くの時間と人件費をかけることになります。
またインフルエンサーマーケティングはやり方次第ではステルスマーケティングに繋がりかねないので、しっかりとしたノウハウを持っている企業でないと難易度が高い進め方です。
関連記事: 内製化の課題|インフルエンサーマーケティングを自社で実施するには
マッチングプラットフォームを利用する
インフルエンサーマーケティングでインフルエンサーを探すのに、多くのインフルエンサーが登録しているマッチングプラットフォームを利用することも可能です。 自社のターゲットにマッチしたインフルエンサーを選び、施策進行・管理は自社で行う方法です。
マッチングプラットフォームを利用するための費用が発生しますが、自社でインフルエンサーを探すより確実に適切なインフルエンサーを見つけることができます。
しかし、管理・運営などは自社で運営することになるので、やはり専門的な知識やノウハウが必要なことには注意しなければなりません
広告代理店に依頼する多くの事例から計算されたノウハウを基にしたインフルエンサーマーケティングができます。
代理店をを利用する場合、蓄積されたノウハウを基にしたインフルエンサーマーケティングを行うことができます。 インフルエンサーの選定から施策の計画まで、専門家によるサポートを受けられるため、安定して高いマーケティング効果を期待することができます。
代理店を利用するとディレクション費用が発生しますが、インフルエンサーマーケティングを初めて実施する企業や、自社で進めるリソースが不足している企業にはおすすめの方法です。
関連記事: インフルエンサーマーケティング代理店の種類|特徴と選び方も紹介
- まとめ
- インフルエンサーマーケティングの注目度は年々高まっており、同時にSNSもマーケティングのツールとしての側面が目立ってきています。。
- TikTokは比較的新しいSNSですが、世界中に多くのユーザーがいるSNSであり、今後も利用価値が高まっていくことが期待されています。
- 若年層向け商品・サービスのPRを検討しているならば、マーケティングでの活用を試してみてはいかがでしょうか。
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